ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.07.09 07:15
更新日: 2021.07.09 01:41

【動画】プーマ・ラリー1で公爵家に配達へ。ハイブリッドも活かしたWRC以外の初仕事


 7月8日、Mスポーツ・フォードは2022年のWRC世界ラリー選手権に投入する新型ハイブリッドマシン『フォード・プーマ・ラリー1』のプロトタイプカーを発表した。また、同チームは8日からイギリスで行われるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)に参加することに関連して、新型ラリーカーが登場するユニークなショートムービーを公開している。

 フォード・プーマ・ラリー1プロトタイプは、Rally 1(ラリー1)規定を採用し“ハイブリッド時代”を迎えるWRCの2022年シーズンに向けて、Mスポーツ・フォードが開発中のラリーカーだ。

 この新型車は、その名のとおりフォードのクロスオーバーSUVである『プーマ』をベースだ。パワートレインには今季のWRCを戦うフォード・フィエスタWRCでも使用されている1.6リットル直列4気筒ターボ(エコブースト・ガソリンターボ)エンジンと、新たに電動モーター、およびバッテリーを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載しており、リエゾン(移動区間)でのEV走行やSS内での電動ブーストの使用に対応する。

 今回、MスポーツのSNSで公開された動画は、FoSの主催者であるリッチモンド公爵に朝のミルクを届けるという内容だ。短い動画ではあるが、このなかでは真新しいプーマ・ラリー1 プロトタイプの走行シーンをサウンド付きで確認することができる。

 また、動画の終盤にはモーターのみで走行する場面も収められており、新しいWRCの1シーンを感じさせるものとなっている。


関連のニュース