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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.08.14 11:28
更新日: 2021.08.14 14:03

ヌービル、地元で首位発進。僚友らが続きヒュンダイ勢が初日1-2-3/WRC第8戦ベルギー

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ラリー/WRC | ヌービル、地元で首位発進。僚友らが続きヒュンダイ勢が初日1-2-3/WRC第8戦ベルギー

 8月13日、WRC世界ラリー選手権第8戦ベルギーの競技初日“デイ1”はSS1~7が行われ、地元のスタードライバーであるティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が、僚友のクレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)を抑えて総合トップに立っている。

 ベルギー伝統のターマック(舗装路)ラリーであるイープル・ラリーが、昨年の中止を乗り越えWRCイベントとして初開催を迎えた。ベルギー西部の都市イープルを拠点に、周囲に広がる農道が主な戦いの舞台となる今戦、その初日は前評判どおり“地元のスター”ヌービルが速さを見せた。

 シェイクダウンで最速タイムを記録した彼は、ラリーのオープニングでチームメイトのオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)に次ぐ2番手タイムを刻むと、続くSS2、SS3でもセカンドベストを記録。午前のループ最後のSS4でベストタイムをマークするのと同時に、僚友クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)を0.4秒差で逆転し総合トップに躍り出た。

 地元ファンの声援を受ける彼は、サービスを挟んで行われた午後のループではSS5から3ステージ連続でベストタイムを記録し、初日のラリーを終えた時点で総合2位に7.6秒差をつけた。なお、SS8は安全上の理由からステージキャンセルとなっている。

 ヌービルは「今夜の目標は今朝と同じで、クリーンな走りをすることだった」と語った。

「僕のグラベルクルーが良い仕事をしてくれたので、安心して少しでも速く走り、リードを広げることができた。僕たちは良いリズムで走れているし、それが重要なんだ」

 2019年のイープル・ラリー優勝者であるブリーンは、SS2でベストタイムを記録してタナクから首位を奪うと、続くSS3でもステージウインを飾った。しかし総合2番手に後退した直後の1日の後半では、ヌービルに続くのが精一杯。徐々にその差が開く展開となった。

 首位と31.2秒差の初日3番手に付けたタナクはオープニングのSS1でリードしたものの、SS2でオーバーシュートがありタイムを失う。また、彼のクルマはブーストが低下しパワーが最大限に発揮できないトラブルが発生した。

 それでもペースではトヨタ勢を上回り、首位から30秒台の遅れで並ぶカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)、エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)、セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)との3番手争いをわずかにリードしている。

アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第8戦ベルギー
アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第8戦ベルギー

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