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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2022.11.05 13:36
更新日: 2022.11.05 13:48

母国凱旋のトヨタ、12年ぶり開催のWRCラリージャパンで優勝目指す「最高の結果を出したい」

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ラリー/WRC | 母国凱旋のトヨタ、12年ぶり開催のWRCラリージャパンで優勝目指す「最高の結果を出したい」

 TOYOTA GAZOO Racing WRTは、11月10~13日に開催されるWRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』に、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)の3台体制で参戦し、トヨタにとって母国ラウンドとなるイベントでの優勝を狙う。

 WRCの日本ラウンドはかつて、2004年から2010年にかけて北海道で6回行われ、今回は12年ぶりの開催となる。しかし、戦いの舞台は北海道から中部地方の愛知県および岐阜県へと移り、競技が実施されるステージの路面はグラベル(未舗装路)からターマック(舗装路)に変わるなど、まったく新しいラリーとして行われる。

 トヨタにとっては、ラリーの拠点となる愛知県豊田市はホームタウンであるため、チームの本拠地で開催されたラリー・フィンランドと同様に、ラリージャパンは“ホームラリー”となる。

 そんな母国戦を前にTOYOTA GAZOO Racing WRTは2年連続で“トリプルクラウン”を達成。第11戦ニュージーランドではロバンペラがシーズン6勝目を挙げ、WRC史上最年少記録の22歳でドライバーズタイトルを、ハルットゥネンがコドライバーズタイトルを獲得した。また、第12戦スペインではオジエが今季初優勝を飾り、チームはマニュファクチャラーズタイトル獲得を確定させている。

■ステージ道幅が狭く、ツイスティなコーナーが連続する

“3冠王者の凱旋”となる今戦は、前述のとおりターマックラリーとして行われる。そのステージは山岳地帯の一般道が大部分を占める。山間部の道路は全体的に道幅が狭くツイスティなコーナーが連続するため、かなりテクニカルなステージといえるだろう。

 一方、道幅が広く緩やかな中高速コーナーが続くセクションもあり、ドライバーは速度とリズムの変化に対応する必要がある。さらに、落ち葉や落枝によるグリップ変化や早朝の低気温への対応などもラリーの結果を左右する要因になりそうだ。

 誰にとっても初めてのイベントとなるラリージャパン2022だが、ロバンペラとエバンスは、今戦のテストイベントとして2019年に開催された『セントラルラリー愛知・岐阜』を訪れ一部ステージの下見を行った。また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから母国戦に挑む勝田貴元は、3年前のイベントにトヨタ・ヤリスWRCで参戦。国際格式部門で総合優勝を飾っている。

TOYOTA GAZOO Racing WRTを率いるヤリ-マティ・ラトバラ代表
TOYOTA GAZOO Racing WRTを率いるヤリ-マティ・ラトバラ代表

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