第2戦岡山大会は2位と優勝、今大会でも金曜日の練習走行からトップタイムと、富士のレースウイーク注目ドライバーのひとりであった関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。
決勝レースも3番手とまずまずの位置からのスタートとなったが結果は4位。決勝のポテンシャルはどうだったのか、そしてレース終盤の注目ポイントとなったピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)とのバトルについてレース後の関口にインタビューした。
「決勝はフルタンクでスタートしたのですがペースが良くなかったですね。そのままペースが上がらない中、トムスの2台が先にピットに入っちゃって。トムスのペースが速かったので自分があのまま走り続けていたら先に行かれてアンダーカットされちゃうだろうなと。そうなると自分もピットに入って同じ作戦を採らざるを得なくなりました。本当はタイヤも替えたかったんですけどね」
「最終的には前にいたクルマがリタイヤやトラブルでいなくなったというラッキーな部分もあるけど、自分がダメな時に4位が取れたというのは結果的にはよかったと思います」
終盤のガスリーとは最終的に0.03秒差という僅差のバトルとなった。
「ガスリーが4輪とも変えてピットイン後にすごい勢いで来ていたのは知っていたんですけど、10周くらいしたら向こうのタイムも落ちてきて、互いのラップタイム差も縮まった感じでしたね」
「後ろにつかれても、そう簡単に抜けるものじゃないとわかっていた。それでもガスリーのペースは速くて、後ろにつかれている間の1周1周が長く感じるし辛かったです。オーバーテイクボタンも最後の1発はあのタイミングでは使いたくなかったんですけど、ミラーで後ろを見たらガスリーが近づいてきていたので、向こうも最後の1発を使ってきたなと思ってこっちも使いました」
「最終ラップのバトルも、最終コーナーでガスリーがインに来るかなと思って、自分もイン側に行ったんですけど、ガスリーは左側に行ったのでクロスしちゃった感じですね。そのあとガスリーが後ろについてスリップに入られましたけど、コントロールラインまでのあの距離では短いし、トヨタエンジンの方が有利だし抜かれないだろうと思っていました」