レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2024.02.08 19:42
更新日: 2024.02.08 19:46

富士でGTエントラント協会主催の特別スポーツ走行がスタート。14台のGT300車両が走行

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | 富士でGTエントラント協会主催の特別スポーツ走行がスタート。14台のGT300車両が走行

 2月8日、静岡県の富士スピードウェイで、スーパーGT GT300クラスに参戦する14台が集まり、GTエントラント協会が主催する特別スポーツ走行がスタートした。コースサイドに雪が残る冬晴れのなか、シェイクダウンや新しい顔ぶれもそろい、2024年に向けてGT300も本格的にシーズンが始動した。

 スーパーGTではシーズン開幕に向けて1〜3月は多くのテストが行われるが、GT300クラスのエントラント向けに2022年から行われているのがGTエントラント協会主催の特別スポーツ走行だ。2022年は降雪のため実施できず、2024年も直前に雪が降るなど一時は開催が危ぶまれたが、富士スピードウェイによる除雪作業のおかげもあり、2月8日の10時から14台が集まっての走行がスタートした。

 当初、15台が参加する予定だった今回の特別スポーツ走行だが、多くがすでに体制発表をしているチーム。カーナンバー順に参加チームを紹介すると、すでに2023年12月に体制を発表したGOODSMILE RACING & Team UKYOのグッドスマイル 初音ミク AMGが登場した。今季チームは新車を導入予定だが、週末にカラーリングのお披露目を控えているため、今回は2023年モデルのままの参加となった。今季参戦する谷口信輝と片岡龍也がドライブしている。

 また、TEAM MACHの5号車86 MCが登場した。フロントカウルに一部カーボン地が見られる5号車は、藤波清斗と塩津佑介が乗り込んでいる。また岡山国際サーキットでフェラーリ296 GT3の導入を発表したTeam LeMansは、体制の詳細発表はまだだが、片山義章とロメルト・メリ・ムンタンがドライブ。6号車フェラーリは今回がシェイクダウンとなったが、いきなり速さをみせた。TEAM UPGARAGEの18号車UPGARAGE NSX GT3は発表どおり、小林崇志/小出峻のコンビがドライブ。ピットにはドライブはしていないが、2023年にFIA-F4でランキング3位につけた三井優介が訪れていた。

 すでにTOYOTA GAZOO Racingやスバルから体制が発表されているGTA-GT300規定の車両は4台が登場した。SHADE RACINGの20号車シェイドレーシング GR86 GTは、平中克幸と清水英志郎がドライブ。20号車は今季ミシュランを履くことで注目を集めているが、午前はボンネットやサイド、ディフューザーなど新しい空力パーツをトライ。午後にはフロントカウルも新しいものが装着されるなど、積極的な改良を行っている。

 aprからは30号車GR86 GT、31号車レクサスLC500h GTの2台が参加した。30号車は永井宏明/小林利徠斗/織戸学が参加。31号車は小高一斗と中村仁がドライブしている。30号車は午後にスピンもあり、この日唯一の赤旗が提示されたが、クラッシュ等はなくふたたびコースに戻ることができた。また61号車スバルBRZも発表どおり井口卓人/山内英輝のふたりが着実に周回をこなしている。

 そして、2024年からフェラーリ296 GT3で参戦するPONOS RACINGも今回の専有走行に参加した。チームは今季ケイ・コッツォリーノ/リル・ワドゥというコンビで参戦するが、コッツォリーノがアジアン・ル・マンに参戦していることから、今回はワドゥひとりでの走行に。富士スピードウェイの経験があるとはいえ、ひとりでのスーパーGT専有走行となったワドゥだが、しっかりと周回を重ねた。

 ニッサンGT-RニスモGT3は2台が姿をみせた。今季から参戦するHELM MOTORSPORTSは、今回がスーパーGTタイヤを履いての初走行。平手晃平/平木湧也/平木玲次という3人がドライブし、充実の初日を終えた様子。KONDO RACINGの56号車も佐々木大樹とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのふたりがドライブしている。2月3日に体制を発表したK2 R&D LEON RACINGも、既報のとおり蒲生尚弥と篠原拓朗のふたりがドライブ。カラーリングはまだ2023年モデルのままとなっていた。

 2023年の最終戦で優勝を飾ったJLOCは、88号車ウラカンGT3エボ2が登場した。小暮卓史/元嶋佑弥のふたりがドライブし、2023年に87号車をドライブした松浦孝亮と坂口夏月も姿をみせている。4人のヘルメットがピットに用意されており、2台のドライバーは今季も継続が有力だ。

 そして、125号車として登場したのは、HOPPY team TSUCHIYAが2019年まで使用したマザーシャシーの86 MCだ。チームは現在GRスープラGTの修復を進めているが、今回は86 MCを使ってヨコハマのタイヤテストの委託を受けての参加となった。ドライバーは菅波冬悟、そして午後は安田裕信がドライブしている。安田はヨコハマからの依頼を受けての参加とのことだった。

 この日の走行は10時からのセッション1、14時からのセッション2が行われ、日中は比較的気温が高いなかで行われたが、それでもこの時期だけに各チームともタイヤの発熱にはかなり苦労していた様子だった。午前は125号車86 MCがトップタイムを記録し、午後は6号車フェラーリがトップタイムを記録している。この2台のタイムが抜けているが、本番で使用される性能調整が全車に適用されているわけではない。

 特別スポーツ走行は2月9日も行われる。富士スピードウェイは営業日で、入場料で観覧も可能だ。

2024GTE特別スポーツ走行 Team LeMansのフェラーリ296 GT3
2024GTE特別スポーツ走行 Team LeMansのフェラーリ296 GT3
2024GTE特別スポーツ走行 HOPPY team TSUCHIYAの86 MC
2024GTE特別スポーツ走行 HOPPY team TSUCHIYAの86 MC
2024GTE特別スポーツ走行 PONOS RACINGのリル・ワドゥ
2024GTE特別スポーツ走行 PONOS RACINGのリル・ワドゥ
2024GTE特別スポーツ走行 R&D SPORTのスバルBRZ GT300
2024GTE特別スポーツ走行 R&D SPORTのスバルBRZ GT300
2024GTE特別スポーツ走行 aprの31号車LC500h GT、30号車GR86 GT
2024GTE特別スポーツ走行 aprの31号車LC500h GT、30号車GR86 GT
2024GTE特別スポーツ走行 SHADE RACINGのGR86 GT
2024GTE特別スポーツ走行 SHADE RACINGのGR86 GT
2024GTE特別スポーツ走行 K2 R&D LEON RACINGのメルセデスAMG GT3
2024GTE特別スポーツ走行 K2 R&D LEON RACINGのメルセデスAMG GT3
2024GTE特別スポーツ走行 GOODSMILE RACING & Team UKYOのメルセデスAMG GT3
2024GTE特別スポーツ走行 GOODSMILE RACING & Team UKYOのメルセデスAMG GT3
2024GTE特別スポーツ走行 TEAM UPGARAGEのホンダNSX GT3
2024GTE特別スポーツ走行 TEAM UPGARAGEのホンダNSX GT3
2024GTE特別スポーツ走行 HOPPY team TSUCHIYAの86 MCをドライブした安田裕信
2024GTE特別スポーツ走行 HOPPY team TSUCHIYAの86 MCをドライブした安田裕信
2024GTE特別スポーツ走行 PONOS RACINGのフェラーリ296 GT3
2024GTE特別スポーツ走行 PONOS RACINGのフェラーリ296 GT3
2024GTE特別スポーツ走行 14台が参加し富士スピードウェイでGTE主催の特別スポーツ走行が行われた。
2024GTE特別スポーツ走行 14台が参加し富士スピードウェイでGTE主催の特別スポーツ走行が行われた。
2024GTE特別スポーツ走行 HELM MOTORSPORTSのニッサンGT-RニスモGT3
2024GTE特別スポーツ走行 HELM MOTORSPORTSのニッサンGT-RニスモGT3
2024GTE特別スポーツ走行 KONDO RACINGのニッサンGT-RニスモGT3
2024GTE特別スポーツ走行 KONDO RACINGのニッサンGT-RニスモGT3
2024GTE特別スポーツ走行 TEAM MACHから参加した藤波清斗と塩津佑介
2024GTE特別スポーツ走行 TEAM MACHから参加した藤波清斗と塩津佑介
2024GTE特別スポーツ走行 JLOCのピットでの小暮卓史、松浦孝亮、坂口夏月
2024GTE特別スポーツ走行 JLOCのピットでの小暮卓史、松浦孝亮、坂口夏月


関連のニュース

本日のレースクイーン

NGK SPARK PLUGS Ambassador
葉月美優(はづきみう)

スーパーGT Photo Ranking

フォトランキング