更新日: 2021.12.24 13:14
『アレジ逮捕』の報道に対しジュリアーノ・アレジ所属事務所が報告。ジャンの逮捕・公判の事実はなし
12月22日、複数の記事が報じられた『元F1ドライバー ジャン・アレジ氏逮捕』の報道に関して、ジャン・アレジの息子で2022年は全日本スーパーフォーミュラ選手権/スーパーGT GT500クラスへの参戦が決まっているジュリアーノ・アレジが所属するプロ・フィット・スポーティングは、いくつか事実と異なる点があるとするインフォメーションをホームページに掲載した。
この報は、ジャン・アレジが義理の兄弟の事務所を爆竹で破損させ当局に身柄を拘束され、公判に臨むとされるもの。フランス国内でも多く報じられたほか、日本でもYahoo! JAPANトップページに掲載されるなど多くの反響を呼んだ。また海外のいくつかの記事には、息子で現在日本で活躍しているジュリアーノが関与しているとするものもあった。
一報に対し、ジュリアーノの日本での活動をマネージメントしているプロ・フィット・スポーティングは、ホームページに『関係者各位』とするインフォメーションを掲載した。
これによれば、「本日、ネットニュースにて『元F1ドライバー ジャン・アレジ氏逮捕』なる報道があり、皆様にはご心配をおかけしております。まずはジュリアーノ・アレジが今回の件に関与していないことをお伝えさせていただきます」とジュリアーノが無関係であると報告した上で、「今回の報道については事実と異なる点がございますのでご報告させていただきます」と、またいくつかの事実が異なるとした。
プロ・フィット・スポーティングによれば、ことの顛末は下記のとおりだという。
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12月19日の夜、ジャン・アレジが妹の知人事務所に爆竹を置き、窓ガラスが破損しました。本人は翌日この件について謝罪に行く予定でしたが、それよりも先に警察が車の所有者である兄ジョゼ・アレジの会社を訪れ、この件を知らずに対応した兄のジョゼは話し合いの為、警察にむかいます。
時を同じくしてジャン・アレジは事実を話す為、警察へ出頭し、調書を取られた後に解放されました。
警察の調書では、「ジャン・アレジは後部座席に座っており、ジュリアーノと乗り合わせていた友人の若い2人と、妹の知人を驚かせるためにおこなった冗談だった」と結論付けられています。
さらに報道にある逮捕、裁判等の事実はありません。また、相手は義兄ではなく、ジャン・アレジの妹の知人です。
窓ガラスを破損させ迷惑をかけたことについて、ジャン・アレジ本人は猛省しており、本日アビニョンで関係者にお詫びの対応をしております。
<以上原文まま>
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現在、ジュリアーノはスイスのジュネーブにある自宅に戻り、クリスマスにはアビニョンで家族と過ごした後、来たる2022年シーズンへ向け、日本に帰国するという。