鈴鹿サーキットは、3月4〜5日に開催されるモ『鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー』で、星野一義がバイクのホンダRC166でデモランすると発表した。
毎年モータースポーツシーズンの幕開けを告げる鈴鹿ファン感。例年興味深いイベントが目白押しで、今年は1998〜99年F1ワールドチャンピオンのミカ・ハッキネンの来場をはじめ、ジャン・アレジ親子の来場、さらにGT500やスーパーフォーミュラの走行、中嶋一貴vs小林可夢偉、鈴木亜久里vs土屋圭市等、さまざまなイベントが予定されている。
そんな鈴鹿ファン感で、さらに見逃せないイベントが開催されることになった。あの星野一義のデモランが実現したのだ。それも四輪レーシングカーではなく、二輪ロードバイク。それもホンダの1964年のグランプリレーサー、RC166というバイクでのデモランだ。
じつは星野にとって、このホンダのレーサーは「中学生のころからの憧れの存在」だったという。星野は高校卒業後、カワサキのワークスに加入しモトクロスで活躍した後、四輪に転向しニッサン入りを果たし名声を築き上げているが、そのキャリアからホンダの二輪で走るには縁遠い存在になってしまっていた。
しかし、その星野一義の「子どもの頃からの夢」がこのファン感で実現することになったのだ。今回のデモラン実現には、ホンダ、そしてスーパーGTでは星野がチーム監督を務めているニッサンが趣旨に賛同。快く協力してくれたのだという。まさにメーカーの枠を超えてのイベントと言えるだろう。