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スーパーGT ニュース

投稿日: 2023.04.18 22:25
更新日: 2023.05.06 14:52

TGR TEAM WedsSport BANDOH 2023スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | TGR TEAM WedsSport BANDOH 2023スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

4月16日(日)決勝9位

 昨日の予選時とはうって変わり、晴天の岡山国際サーキット。とはいえ、天気予報ではレース中に降雨が予想され、どう展開していくかが読むことが出来ず、波乱のレースの幕開けとなるのか。

 スタート前に航空自衛隊のF15戦闘機2機によるウェルカムフライトが行われ、レースに華を添えた。

 スターティングドライバーは国本選手。

 午後1時半、岡山県警のパトカーを先頭にパレードランを1周し、さらに1周のフォーメーションラップを行い、ローリングスタートが切られた。

 オープニングラップ直ぐに64号車を頭に3位争いが勃発。64号車に引っ掛かった14号車をアウトから抜き4位に、そのまま100号車をパス3位までジャンプアップし、オープニングラップを3位で戻ってきた。

 しかし、スタートでジャンプアップしてきた100号車が背後に付き、テールトゥノーズの争いとなるが3周目のヘアピン前で100号車がスリップからインに飛び込まれ、4位に後退する事となった。

 6周目から300クラスの隊列に追いついてきたところで5位の14号車が19号車に襲いかかる。19号車は300クラスをよけつつ、後ろの14号車の猛追をかわすという難しい走行を強いられる。

 7周目前後から雨が降り始める。9周目ぐらいにはレースを移しているカメラにも水滴が付くようになってきた。

 23、3、100号車のトップ3台の争いが激化し、300クラスの車両との兼ね合いも有り、19号車が10周目のホームストレート入り口では3位の100号車の背後に付くぐらいまで追い上げてきた。

 とはいえ、雨の勢いが徐々に増えてきて路面が濡れ始めてきた。12周目には2位の3号車から5位の14号車まで数珠つなぎとなっている。

 15周目には本格的な降雨となってきて、300クラスがピットに入る中、16周目にトップの23号車をはじめとして500クラスの約半分がピットに入り、ウェットタイヤに交換。19号車はそのままコースに残っ て周回を重ねていく事となる。

 16周目に300クラスがコースアウトしたきっかけにFCYが入るが、そのタイミングでさらに複数の300クラスがコースアウトした為、SCに変わってしまう。SC走行中にはさらに雨の勢いが強くなってきた。19号車はピットに入らなかったため、同じくピットに入らなかった3号車に次いで2位となる。SC周回中も雨は強くなり、一時雹まで降ってくる状況となってしまった。

 SC走行中の19周目にピットオープンとなり、SC前にピットに入らなかった19号車を含めた4台がピットに入り、19号車はタイヤをウェットに交換してピットアウト。前にいた3号車をピット作業で抜きコースに復帰する。

 23周目にSCが入り、レース再開。雨は上がったが路面はずぶ濡れでウオータースクリーンが上がる中、19号車は24周目で順位は12位。26周目には前の38号車をパスし11位に上がるが、28周目に1,3号車にパスされて13位に後退する。

 31周目になると再び300クラスの集団を500がパスする展開となるが、64号車を先頭とした8位争いが勃発。前が詰まったことにより19号車がその集団に追いつくと、33周目に17号車をパスして11位まで順位を回復する。

 さらに34周目のメインストレートで64号車をパスし、10位に。35周目に100号車にピットインペナルティが出たため、36周目に19号車は9位に。さらに37号車にもピットインペナルティが出たため、19号車は8位となる。

 42周前後でルーティンを伴ったピットインをするチームが出てくる中、19号車はコースに留まっている。44周で暫定4位まで上がると、そのままピットに入り阪口選手にドライバー交代、タイヤを替えて暫定13位でピットアウト。

 48周目に300クラスがコースアウトした為、2度目のFCYとなる。すると、サーキットに雨が再び降り出してきた。FCY走行中に24号車がコースアウトした為、19号車は暫定12位。

 51周目にFCYが解除されたが、直後に300クラスがクラッシュした為、再びFCY、のちにSCになる。(SC周回中は19号車は暫定11位)後にサーキット近くで落雷が確認され、55周目にて赤旗中断となり、メインストレートに車が戻ってきた。(16号車がピットに入ったため、19号車の順位は10位。)

 SC走行再開後、1周で戻ってきたスリックタイヤ組が一斉にピットに入り、19号車もそのタイミング(56周目)でピットイン。暫定10位で復帰するものの、SC周回中に36号車がトラブルで、コース脇に止まりリタイヤ、さらに300クラスの車両トラブルもあり、SCの周回が続き、61周目で再び赤旗中断となる。

 レースの最大延長が4時半となり、残り周回2周でレースがフルポイントで成立となる為、4時15分に周回遅れの車両を先行させ、隊列を整え、4時20分にSC先導でのレースが再開された。しかし、降雨状況が改善されたわけでは無く、またコース上で300クラスの車両が止まってしまい、さらに落雷が発生したため、最大時間の4時半を待たずにフルポイント成立の62周を持って赤旗が出て、そのままレースが終了。そのままチェッカーとなりました。19号車は10位にてチェッカーを受けることとなりました。後に16号車にペナルティが出て9位になりました。

 レースは天候が目まぐるしく代わり、2度の赤旗中断など波乱の展開となり、順位は目まぐるしく変わる中、2度目の前のFCYのタイミングでピットに入った23号車がトップとなり、そのままチェッカー。以下3-8-14-38-1-17-39-19-64-16-100-37-24-36(16、24号車の未ペナルティ消化による順位反映)となります。

 レースは9位入賞とポイントを獲得する事が出来ましたが、次戦の富士では表彰台を目指し、爆走していきます。

 皆様の応援、誠にありがとうございました。

決勝コメント

【坂東監督】
「ポイントを獲れたのは良かったですが満足はしていません。戦略次第では表彰台を獲得できたと思うのでドライバー、チーム、スポンサー、ファンの皆様には申し訳ありません」

「ふたりのドライバーは良く頑張ってくれました。エンジニアと伝達事項を次戦よりより、強化して望みます。オフィシャルの皆様もありがとうございました。この2ポイントが今後生きるように次戦以降全力で戦います。応援ありがとうございました」

【国本選手】
「決勝9位でした。 天候がコロコロと変わり難しいレースとなりましたが、昨シーズンの課題であったタイヤの温まりやウェットのパフォーマンスはかなり向上していて、ライバル勢と争う事ができました」

「パフォーマンスだけだともう少し上位でゴール出来ていたレースだと思うので、今後はもっとチームとコミュニケーションをとり、最善な作戦で戦えるように準備していきます」

【阪口選手】
「決勝9位でした。とても荒れたレースとなりましたが無事ゴールできました。レース内容としてはスタート後のペースや、後半のペースなどが昨年と比べて良くなりました」

「ただ一瞬の判断でポジションを失ってしまうことがあったので、そこが今回の反省点だと思います。次似たようなシチュエーションになった時、しっかりと正しい判断ができるようミーティングを重ね、頑張りたいと思います」

2023スーパーGT第1戦岡山 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)
2023スーパーGT第1戦岡山 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)


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