一方、トップを守りながらも最後は逆転を許してしまった大湯。「行けるタイミングで行こうと思っていました」と、序盤から隙があれば17号車の攻略を念頭においてレースを進めていた。

 52周目のオーバーテイクについても「あれはすごく良いオーバーテイクになりました」と語る大湯。そこから先の走りで“想定外のこと”が起きていたという。

「(17号車を)抜いてから少しの間はペースが良かったですけど、そこから怪しくなっていきました。もちろんマネージメントはしていましたけど、そういった問題ではないくらい(パフォーマンスが)落ちていきました。最後は本当に大変でしたが、そこを何とか耐えながら走っていました」

 それでも「個人的には展開を含めてうまくいっていれば、ペースが悪いにせよ抑えきれていたかなと思う部分はあります」と大湯。残り9周で迎えた最終コーナーでのGT300車両の処理は、致し方ない状況だったという。

「あのときは、GT300との兼ね合いで行く場所がなくなったところで、後ろ(17号車)の方が(動く方向を)選べるので、それで抜かれてしまいました。あれ自体は防ぎきれなかったですけど……あれがなければ最後まで抑えきることができたのかなと思います。僕自身としてはベストを尽くせましたけど、悔しさはあります」

 また、17号車と比べてもスティント後半でペースが落ち気味になってきていたことについては、路気温の低下によるコンディション変化よりも、選択していたタイヤの特性が大きかったと分析する。

「(路気温が)下がることは予想していましたので、その部分は問題なかったのですが、選んだタイヤが予定よりも保ちが良くなかったのが予想外でした」

 暫定表彰式後は悔しい表情を見せていた大湯。しかし、17号車の再車検不合格により繰り上がり優勝となり、グランドスタンドを埋め尽くしたファンが皆帰り、照明も落ちた表彰台で野尻智紀とともにトロフィーを持っている写真がSNSで公開された。

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