スーパーバイク世界選手権(SBK)第8戦ラグナ・セカ(アメリカ)ラウンドは、アメリカのラグナ・セカで予選スーパーポール(SP)と決勝レース1を行ない、レース1はチャズ・デイビス(ドゥカティ)が優勝した。
2回のフリー走行総合でトップタイムを記録したのは、チャズ・デイビス(ドゥカティ)。総合11番手以下のライダーによって争われるSP1で上位につけたロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)とレアンドロ・メルカド(アプリリア)を加えた12名のライダーにより、SP2は気温32度、路面温度39度のドライコンディションで争われた。
SP2をリードしたのはジョナサン・レイ(カワサキ)。レイは1回目のアタックで2周連続でファステストを記録する。
2回目のアタックが始まると、残り2分でサイクスがトップに浮上、終盤のアタックでサイクスのタイムを更新する者は現れず、サイクスがドニントンラウンドから3戦連続となる今シーズン3度目のポールポジションを獲得した。レイは1分22秒566で2番手。3番手に1分22秒883でデイビスが続いた。
その後行われた決勝レース1は気温28度、路面温度54度のドライコンディションで争われた。
ポールからサイクスが好スタートを切りレース序盤をリード。デイビズとレイが2番手を争う。
サイクスは中盤の11周目までトップをキープしたが、12周目のコークスクリュー進入でデイビスがサイクスのインを突いてトップに浮上。サイクスはややラインを乱し、レイにも交わされ3番手に後退する。
トップに立ったデイビスは2番手のレイにコンマ5秒ほどのリードを取り逃げにかかるが、14周目のコークスクリューでラインを外し、その間にレイとの差が縮まる。
レイは終盤にデイビスにプレッシャーをかけるが、前に出るまでには至らず。最終ラップに入る時点でその差は約コンマ8秒に広がり、デイビスがそのままトップでチェッカーを受け、今シーズン4勝目を記録した。
レイは勝負をしかけることができず、最終的に約1秒2遅れの2位でゴール。レイは依然ランキングトップをキープしている。サイクスはトップ争いから遅れ3位でチェッカーを受けた。
以下、レース1の順位結果。