スーパーバイク世界選手権(SBK)にスポット参戦するMuSASHi RT HARC-PRO.ホンダの高橋巧が、SBKへの展望と、オートポリスで開催されている全日本ロードレース選手権第6戦への意気込みを語った。
SBKの第10戦ポルトガルと第12戦スペインの2戦にスポット参戦する高橋。SBKを日本人ライダーが戦うのは2013年に芳賀紀行が参戦して以来、4年ぶりとなる。
高橋が所属することになるのはレッドブル・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム。同チームに所属するステファン・ブラドルがポイントランキングで14位につける。
「マシン、タイヤ、コース、チームも全部が初めてです。状況がどうなのか何もわからないので、(レース)ウイークを通してうまく前進できればいいと思っています」と高橋はSBKでの展望を語った。
「(SBKのマシンよりも)全日本のマシンの方が(感触が)いいかもしれませんが、それは乗ってみないとわかりません。もしかしたらSBKのマシンの方が好みかもしれませんし、良いところもあるかもしれないです」
「(チームメイトの)ブラドルは、経験は豊富だと思いますが、負けてるとは思ってません。“負けてもいいや”という気持ちでいくのであれば参戦する意味がないので、勝負したいと思っています」
一方、全日本ロードでは112ポイントを獲得してランキング2位につけており、トップの津田拓也(ヨシムラスズキMOTUL)とチャンピオン争いを展開している。このふたりの差はわずか5ポイントだ。