ビニャーレスは新たなライディング技術を使って、フリー走行と予選ではすさまじい速さを見せていた。しかし、決勝では混乱し、気落ちした状態でレースを終えた。

 ビニャーレスは、ドゥカティやホンダのマシンに乗るかのようなライディング技術を使い、誰よりも速く走れることが分かったのだ。コーナリングのライン取りを変えることで、タイヤエッジの使用をできるだけ抑え、可能な限りタイヤをもたせることができた。

「コーナー進入と、バイクを走行させる点で大きな改善があった」と金曜日にビニャーレスは語った。

「高速でコーナーに入り、速くバイクを走らせ、できるだけバイクを傾けて数メートルを走る。それが僕のスタイルなんだ。今はそのスタイル向けにバイクを仕上げているところだよ。そうした方向性で作業をしている。コーナーにより深く進入し、早くにスロットルを開けてバイクを走らせるんだ。そのやり方の方が、ミシュランタイヤはうまく機能すると思う」

 ついにビニャーレスは、ミシュランタイヤのエッジを酷使するというヤマハの問題を避ける方法を見つけたようだ。だが日曜日のお粗末なスタートがすべてを台無しにしてしまった。ビニャーレスは集団の只中にいるときは新しいライン取りができないことが分かったのだ。

ポールポジションを獲得するも決勝は7位で終えたマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
ポールポジションを獲得するも決勝は7位で終えたマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

 ビニャーレスがレース終了の3周前に、単独で走行している時にファステストラップを出したのは、偶然ではない。

 確かにビニャーレスの技術上の説明には意味がある。だが、おそらく心理的な側面もあるのだろう。一部のライダーは、テストやフリー走行など、プレッシャーが少ない時に自由に速く走ることができる。だが彼らはレースでは平静を保つのに苦労するのだ。

 ヤマハには以前にもそのようなライダーがいた。1999年から2004年にかけてヤマハのファクトリーライダーだったカルロス・チェカがそうだった。テストでは王者で、フリー走行でもしばしば最速だった彼は、ヤマハYZR500やYZR-M1で優勝することはできなかったのだ。

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