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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.05.31 18:27
更新日: 2019.05.31 18:28

MotoGP:マルケスの対抗馬がクアルタラロの理由。母国GPでは“ずる”を使って追い上げる

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MotoGP | MotoGP:マルケスの対抗馬がクアルタラロの理由。母国GPでは“ずる”を使って追い上げる

 誰がマルケスに戦いを仕掛けることができるだろうか? それはおそらくルーキーのファビオ・クアルタラロだろう。母国フランスでの初めてのMotoGPレースでは内容が芳しくなかったことを示している。しかし、現実を理解するためには、時には結果を超えたところを見なければならない。

 20歳のクアルタラロは予選で10番手となり、レースを8位でフィニッシュした。第4戦スペインGPでの歴史的なポールポジション獲得から2週間後、第5戦フランスGPでのグリッド位置は4列目となったが、それは予選セッションが雨の影響を受けたためだ。

 クアルタラロはスリックタイヤで予選をスタートしたが、レインタイヤに履き替えることになった。それはクアルタラロにとってMotoGPバイクで雨の中を走る初めての日だった。だから予選10位はそれほど悪くない。

 決勝日、クアルタラロはスタートでしくじり、2コーナーではあやうくクラッシュするところだった。

ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)
ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)

「フロントのコントロールを完全に失っていた。そのせいで順位が下がってしまった」とクアルタラロは語った。

 オープニングラップの終わりまでに、クアルタラロは15位まで後退した。首位のマルケスとは3秒の差がついており、大きく挽回しなければならなかった。

 そのような状況では、多くの若手ライダーは気が動転してしまうものだ。新たなヒーローとして臨む母国GPで、観衆の半分が自分に多くを期待しているのだ。だがクアルタラロはレースウイークを通して冷静さと落ち着きと集中を保ち、たとえレースがうまくいかない時も変わらなかった。

 レースも4分の3を迎える頃、クアルタラロはマルケスのベストタイムより0.007秒速い最速ラップタイムを叩き出した。このタイムは重要だった。なぜならクアルタラロの驚くべきスピードを再度示したことになるからだ。

 クアルタラロはスペインGPでのポールポジション、カタールGPでの最速ラップ、そしてフランスGPでまたしても最速ラップを出したのだ。

■決勝レースでクアルタラロが使った一種の“ずる”


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