スズキは、10月4日からドイツのケルンで開催されている世界最大級のモーターサイクルショー『インターモト』で6代目の新型スーパースポーツ『GSX-R1000』と『GSX-R1000R』を発表した。
8年ぶりにフルモデルチェンジされたGSX-R1000。二輪ロードレースの最高峰MotoGPで培われた技術が盛り込まれ、さらなる進化をとげたマシンとなっている。
エンジンは新開発の直列4気筒エンジンを搭載。MotoGPで開発された技術を取り入れた新機構『ブロードパワーシステム』を採用し、高回転域での出力向上と低中速域での出力を両立しているという。
フレーム、カウルも新設計され、フレームは昨年モデルから約10パーセントの軽量化がされている。カウルに関しては前面の表面積を縮小し、空気抵抗を大幅に低減されているとのこと。
装備も充実しており、前輪にはブレンボ製ラジアルマウントブレーキキャリパーを採用。ABS仕様車には、フルブレーキ時に後輪が浮くのを抑制する『モーショントラック・ブレーキシステム』が備わっている。
また、10段階から選択可能な『モーショントラック・トラクションコントロール』も装備されており、ライダーの好みやライディングスキル、路面状況に応じてエンジン出力をより効率よく路面に伝達することが可能となっている。
そして、今回新たにラインアップに加わった上級仕様車の『GSX-R1000R』には、ウイリーを抑制するローンチコントロールシステムやスムーズな変速が可能なクイックシフトシステム、ショーワ製の高性能前後サスペンションなどが標準で装備されている。
欧州、北米では、2017年の春に発売が予定されている。日本での発売に関しては未定だ。