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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.11.03 12:26
更新日: 2019.11.03 16:20

ホンダ高橋巧がまさかの転倒。ヤマハ中須賀が優勝でポイントリーダー奪取/全日本ロード第8戦鈴鹿レース1

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MotoGP | ホンダ高橋巧がまさかの転倒。ヤマハ中須賀が優勝でポイントリーダー奪取/全日本ロード第8戦鈴鹿レース1

 全日本ロードレース選手権JSB1000クラスは11月3日、鈴鹿サーキットで第8戦の決勝レース1が行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝。高橋巧(Team HRC)は序盤でまさかの転倒を喫して、ランキング2番手に後退した。

 第8戦鈴鹿のレースフォーマットは2レース制となるが、スケジュールはこれまでのラウンドで行われたものとは異なり、日曜日にレース1、レース2が行われる形となっている。また、最終戦はボーナスポイント(従来のポイントに+3ポイント)が加算され、レース1、レース2の両方で優勝すると最大56ポイントを獲得することが可能だ。

 土曜日に行われたレース1の予選では、高橋巧が第2戦鈴鹿で記録したコースレコード2分3秒874を塗り替える2分3秒592をマークしてポールポジションを獲得。2番手は中須賀、3番手は野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)というフロントロウの並びになった。

 決勝レース1は14周の戦い。鈴鹿サーキットの天候は快晴、手元の計測で気温17度、路面温度19度というコンディションだった。前に行われたJ-GP3クラスの決勝で赤旗が提示された影響で15分遅れの11時20分に戦いの火ぶたが切られた。

 ホールショットを奪ったのは野左根。ポールスタートの高橋巧は1コーナーを2番手で抜け、2コーナーで野左根をインから抜き返そうとするが接触してしまいコースアウト。これで高橋巧は大きく後退する。

2コーナーでコースアウトした高橋巧と野左根航汰
2コーナーでコースアウトした高橋巧と野左根航汰

 高橋巧と接触した野左根もコースを外れて後退。これでトップは中須賀となった。

 ランキングトップの高橋巧は挽回しようとすぐに再スタートを切って走り出すが、デグナーカーブでまさかの転倒を喫してしまう。転倒を喫した高橋巧は、あきらめずにマシンを起こして再スタートを切り、そのままコースにとどまって走り続ける。

 トップの中須賀は1周目を終えた時点で後続を大きく引き離し、早くも独走態勢を築き始める。2番手は水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)が上がり、3番手に渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)、4番手に渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)が続く。

 2周目の終わりには渡辺一馬が日立オートモティブシステムズシケインで渡辺一樹を交わして3番手に浮上。3周目に入るとダンロップコーナーで水野を交わして2番手を上がった。

 4周目に入ると、水野が1コーナーで渡辺一馬を交わして2番手を奪い返す。後方では7番手スタートの秋吉耕佑(au・テルル MotoUP RT)が追い上げて4番手に上がってきた。

 2番手に後退した渡辺一馬は水野に食らいついて周回。7周目に入るとダンロップコーナーで水野涼を交わして再び2番手に上がる。

 8周目に入ると序盤で後退した野左根が順位を5番手まで挽回。残り5周になると渡辺一馬、水野、秋吉、野左根の2番手集団が接近し、日立オートモティブシステムズシケインでサイド・バイ・サイドの争いに。これを水野が制して2番手を奪取。3番手秋吉、4番手渡辺一馬、5番手野左根と続く。

 残り4周に入ると野左根が渡辺一馬、秋吉を交わして一気に3番手浮上。渡辺一馬はこれでペースが乱れたのか秋吉にもかわされて5番手に後退する。一方、高橋巧はポイント圏内に突入する。

 3番手に上がった野左根はさらにペースを上げて水野に迫る。残り3周の逆バンクに入ると野左根が水野を捉えて2番手を奪取した。抜かれた水野は野左根に食らいつくが、徐々に離され始める。

全日本ロードレース第8戦レース1を制した中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
全日本ロードレース第8戦レース1を制した中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

 独走でトップを快走する中須賀はファイナルラップに入るとそのままチェッカー。レース1を制した。2位は野左根、3位は水野という結果に。高橋巧は16位でフィニッシュしポイントを獲得した。

 ランキングでは中須賀が合計239ポイントとなり、230ポイントの高橋巧を逆転。その差は9ポイントとなる。JSB1000決勝レース2は15時00分からスタートする。

 全日本ロードレース選手権第8戦鈴鹿のレース1順位結果は以下の通り。


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