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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.10.16 22:20
更新日: 2020.10.17 16:10

MotoGP第11戦:低い路面温度のためFP1はセッションディレイに。初日総合トップはビニャーレス

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MotoGP | MotoGP第11戦:低い路面温度のためFP1はセッションディレイに。初日総合トップはビニャーレス

 MotoGP第11戦アラゴンGPのフリー走行1回目、2回目がスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、MotoGPクラスはマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が初日総合のトップタイムをマーク。2番手にファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、3番手にフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)がつけ、トップ3をヤマハ勢が占めた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合9番手だった。

 アラゴンGPのセッションが始まる前日の木曜日、バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がPCR検査の結果、陽性であることが判明。新型コロナウイルス感染症に罹患のため、アラゴンGPを欠場となった。また、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は引き続き右上腕の怪我の療養のために欠場し、ステファン・ブラドルが代役参戦する。

 フリー走行1回目は当初、現地時間9時55分(日本時間16時55分)からスタートする予定だった。しかし、その時点で気温は10度、路面温度が9度。かなり低い路面温度のために、セッションのスタートは30分後ろ倒しとなり、現地時間10時25分(日本時間17時25分)からフリー走行1回目が始まった。

 予定より遅れて始まったフリー走行1回目の気温は11度、路面温度は12度のドライコンディション。それでも例年のアラゴンGPに比べれば低い気温、路面温度である。例年、アラゴンGPは9月下旬に開催されているが、2020年シーズンはひと月後ろ倒しの開催となっているためだ。

 こうしたコンディションのなか、セッション前半にはヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)が14コーナーで、開始20分過ぎにはアレックス・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が2コーナーで転倒を喫する。

 一方、トップタイムをマークしたのはフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、さらに2番手にはマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、3番手にファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)のヤマハ勢が続く。また、中盤には中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が4番手につけた。

 残り時間が10分を切ると、イケル・レクオーナ(レッドブルKTMテック3)が2コーナーで、さらにこのとき2番手につけていたモルビデリが14コーナーで転倒を喫した。

 セッション終盤は通常、タイムアタックによりラップタイムが更新されていく。しかし今回はポジションに大きな変動はなく、残り時間15分で1分49秒866を記録してトップに浮上したビニャーレスがそのまま1番手タイムでフリー走行1回目を終えた。

 2番手は転倒から再びコースインしたモルビデリ、3番手はクアルタラロだった。4番手には最後にタイムを更新したマルケス弟、5番手は中上がつけてホンダ勢ふたりがトップ5に入った。6番手にはジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、7番手はポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)だった。

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