11月23日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は2021年シーズンのロードレース世界選手権における暫定エントリーリストを発表した。MotoGPクラスは11チーム22名、Moto2クラスは15チーム30名、Moto3チームは14チーム28名と3クラス80名のエントリーが承認されている。
2021年のMotoGPクラスはMoto2クラスからエネア・バスティアニーニ、ルカ・マリーニ、ホルヘ・マルティンがステップアップ。ドゥカティは6台、ホンダ、ヤマハ、KTMは4台で、スズキ、アプリリアは2台が参戦する。
最高峰クラスの日本人ライダーはLCRホンダ・イデミツから継続参戦する中上貴晶のひとりだ。
Moto2クラスは継続参戦するライダーが22名。新規参戦はMoto3クラスからアルベルト・アレナス、小椋藍、トニー・アルボリーノ、セレスティーノ・ビエッティ、ラウル・フェルナンデス、バリー・バルトゥスの6名とヤリ・モンテッラとキャメロン・ボビエを加えた8名となる。
中量級の日本人ライダーはMoto3クラスでランキング3位を獲得してステップアップするイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍のひとりだ。2020年にMoto2クラスを戦った長島哲太はシートを失ってしまった。
マシンに搭載されるエンジンは、トライアンフのストリートトリプルRSの765cc3気筒エンジンをベースに開発されたワンメイクエンジン。シャシーはカレックスが22機、スピードアップが4機、NTSとMVアグスタは2機となる。
Moto3クラスの継続参戦は23名。新規参戦はイサン・グエバラ、ペドロ・アコスタ、チャビエル・アルティガス、ロレンツォ・フロンの4名とMoto2クラスから転向するアンディ・ファリド・イズディハールとなる。マシンはホンダとKTMは各12台で、ハスクバーナとGASGASは各2台を供給する。
軽量級の日本人ライダーは5名で、山中琉聖(CARXPERT PRUESTELGP)、鈴木竜生(SIC58 SQUADRA CORSE)、鳥羽海渡(CIP GREEN POWER)、佐々木歩夢(RED BULL KTM TECH 3)、國井勇輝(HONDA TEAM ASIA)となる。
以下が2021年ロードレース世界選手権、3クラスの暫定エントリーリスト。