MotoGP第2戦ドーハGPのフリー走行1回目、2回目がカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)が初日総合トップタイムをマーク。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はフリー走行2回目の終盤に転倒を喫し、15番手で初日を終えた。
開幕戦に続き2週連続、ロサイル・インターナショナル・サーキットでナイトレースとして行われるドーハGP。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は今大会も欠場し、ステファン・ブラドルが代役として参戦する。
フリー走行1回目は、気温37度、路面温度47度のドライコンディションで行われた。セッション序盤、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)がトップタイムに立ち、2番手には中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)がつける。
セッション開始25分をすぎて、ダニロ・ペトルッチ(テック3・KTM・ファクトリーレーシング)、さらにフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)がアレイシ・エスパルガロに代わってトップに浮上する。トップに立ったモルビデリだが、その後マシントラブルが発生してピットに戻った。
残り時間6分を切る終盤に入ると、開幕戦で優勝を飾ったマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がトップタイムを記録。その後ビニャーレスがその後すぐにアレイシ・エスパルガロのタイムを0.004秒更新するも、アレイシ・エスパルガロが再びタイムを更新。アレイシ・エスパルガロは最後のラップでもタイムを縮め、1分54秒779をマークしてフリー走行1回目をトップで終えた。アレイシ・エスパルガロは自身初のセッショントップタイムとなった。
同じく最後のラップでポジションを上げたアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が2番手、ビニャーレスは3番手だった。4番手はルーキーのホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)で、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が5番手、そしてテック3・KTM・ファクトリーレーシングのダニロ・ペトルッチが6番手につけた。ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)は8番手、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はトップから0.669秒差の10番手だった。