9月26日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われた2021年スーパーバイク世界選手権(SBK)第10戦スペインのレースでトップ3に入ったライダーたちが週末を振り返った。
■SBK第10戦スペイン 決勝レース
・Pata Yamaha with BRIXX WorldSBK
トプラク・ラズガットリオグル(レース1:優勝/レース2:優勝)
「いつもなら非常に素晴らしい結果と言うことができるが、今回ばかりは幸せな気持ちにはなれない。昨日の悲劇を思い出し、悲しくなる。レース1ではセッティングの改良により(ジョナサン・)レイとのバトルを制することができた」
「レース2の前にさらに改良して臨んだが、暑さのせいでフィーリングはあまり上がらなかった。誰もが同じ状況だったと思うが、マシンのスライドがひどかった。今回は(スコット・)レディングと競り合い、終盤は彼が素晴らしい強さを見せたが、僕も全力で応戦して最後は打ち勝つことができた」
「いつも言っているように、レース中にチャンピオンシップのことは考えていない。ただ毎回のレースに集中し、優勝を狙っている。次のポルティマオも同様だ。しかし最終戦となるインドネシアではチャンピオンシップを考え始めるかもしれないね! レイは本当に手強くて、ポルティマオでも非常に速いが、僕はまた勝利を目指していく。好きなコースだし、路面が新しくなっている。マシンもますます好調なので楽しみだ」
・Kawasaki Racing Team WorldSBK
ジョナサン・レイ(レース1:2位)
「レース2は大変だったけど、今日の作業にかなり満足している。ここヘレスでのレース1はそれほど強いとは思っていなかった。金曜日の最初のセッションから、バイクとタイヤにかなり満足し、レース1のラズガットリオグルとの最後のラップまで戦うことができた。それは僕にとってポジティブな要素だった」
「レース2では気温が上昇し、もちろんバルセロナと同じように、ソフトタイヤでも同じような問題が発生した。グリップが少なく、バイクを止めてコーナーに入るのが大変だった。通常は週末にソフトタイヤを装着し、ラップタイムの差がはるかに大きくなる。しかし、今日はそれがなかった。理由を確認する必要があるね」