スーパーバイク世界選手権(SBK)第4戦エミリア・ロマーニャラウンドがイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、レース1、レース2はアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)、スーパーポール・レースはトプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハwith BrixxワールドSBK)が優勝した。
野左根航汰(GYTR・GRTヤマハ・ワールドSBKチーム)はレース1で12位フィニッシュを果たした。
前戦エストリルラウンドで右大腿骨頚部を骨折したマイケル・ファン・デル・マーク(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)は欠場し、代役としてイリア・ミカルチィクがエントリー。また、同じくエストリルラウンドで負傷したルーカス・マヒアス(カワサキ・プチェッティ・レーシング)に代わってティト・ラバットが参戦した。
■レース1:バウティスタが優勝。ラズガットリオグルはマシントラブル発生
スーパーポールではバウティスタがポールポジションを獲得し、2番グリッドはラズガットリオグル、3番グリッドはジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)が並んだ。野左根は15番グリッドからのスタートとなった。
レース1は気温26度、路面温度44度のドライコンディション。好スタートを切ったのは2番グリッドスタートのラズガットリオグル、2番手にバウティスタが続く。3番手にはレイがつけていたが、3周目にバウティスタとラズガットリオグルを次々にかわし、一気にトップに浮上した。
レイにかわされたバウティスタとラズガットリオグルは激しい2番手争いを展開。バウティスタが再び2番手にポジションを上げると、レイを追いかける。バウティスタはファステストラップをマークしながらレイを追い続け、13周目でついにバウティスタがレイをとらえた。バウティスタがトップ、レイは2番手にポジションを入れ替える。
二人の後ろには3番手に後退したラズガットリオグルがつけていたが、じりじりと二人から遅れていた。さらに14周目、トラブルによりマシンを止めたラズガットリオグルがリタイアとなった。このためラズガットリオグルに代わってマイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が3番手に浮上する。
トップのバウティスタは終盤に入ってもファステストラップを叩き出し、レイとの差を大きく広げていった。トップのバウティスタ、2番手のレイ、3番手のリナルディはそれぞれ単独走行となる。
バウティスタはトップをキープしたままチェッカーを受け、レース1で優勝を飾った。2位はレイ、3位はリナルディが獲得している。
4位にはアクセル・バッサーニ(モトコルサ・レーシング)、5位にはアレックス・ロウズ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)が入った。野左根は12位でフィニッシュし、ポイントを獲得している。