2月9日、全日本ロードレース選手権に参戦しているTONE RT SYNCEDGE4413 BMWは、ST1000クラスに新たに吉田愛乃助を起用すると発表した。また、もてぎロードレース選手権の開幕戦にST1000クラスからスポット参戦する。
TONE RT SYNCEDGE4413 BMWは、1月に開催された東京オートサロン2023で2023年のチーム体制を発表していた。全日本ロードには、JSB1000にエースライダーである星野知也が継続、ST1000には新しく綿貫舞空が加わった。また、FIM世界耐久選手権（EWC）には鈴鹿8耐、2度目のボルドール24時間への挑戦をする。
上記の通り、2台体制で2023年を戦う予定だったが、吉田が急きょチームに加入することが今回追加でアナウンスされた。
吉田は鈴鹿サンデーロードレース近畿・鈴鹿ナショナルST1000クラスに参戦していた19歳のライダーで、2022年は5戦全勝をあげてチャンピオンに輝き国際ライセンスを取得した。
そんな彼がTONE RT SYNCEDGE4413 BMWの体制発表後に、チームへの加入を希望。チームは「当チームにて走りたいという強い要望が有り、迎え入れる事に致しました」と説明しており、「長期的なスパンで育てていく」という。
そのため、JSB1000に星野が継続、ST1000には綿貫、吉田のニューフェイスが加わり、3台のBMW M1000RRが走ることが決定した。また、吉田はもてぎロードレース選手権の開幕戦にST1000クラスからスポット参戦する予定だ。
■吉田愛乃助
「今年からTONE RT SYNCEDGE 4413 BMWで走らせていただきます徳島県出身の吉田愛乃助です。去年までは、ナショナルでしたが今年からインターに昇格しました。全日本ライダーに一歩でも近づけるよう頑張っていきますので、応援宜しくお願い致します」
■高村嘉寿チーフメカニック
「東京オートサロンで体制発表させていただいた後に、吉田愛乃助君からチームで走りたいとの申し出があり、加入が決定し、全日本ST1000クラスにフル参戦する事を決めました。19歳と若いライダーであ
りながら、『ウチに来てどうしたい？』という問いかけに対して『3年でチームのエースになります』と言い切りました。若いライダーを積極的にバックアップすると共に、綿貫舞空、吉田愛乃助をベテラン星野知也が引っ張る形での活動になります。我々のチームならではの活動をしていきたいと思います。是非、応援、そして注目してください。よろしくお願いいたします」
■山下祐監督
「このたび吉田 愛乃助選手が加入する事となりました。これで綿貫舞空選手と共に非常に若い2人が揃ったことでチームの平均年齢もグッと若返りました。この事はチームが若いライダーを育てるという新たなチャレンジに踏み出したことを意味します。今後のチーム運営においては、より良い結果を目指してしっかりと二人のライダーに対して指導をしてこうと思います。彼らが良いライダーであり良い人物となれるよう全力でバックアップしていきます。昨年までとは違う当チームの活動に是非ともご注目ください」
