レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

MotoGP ニュース

投稿日: 2023.02.11 05:29
更新日: 2023.02.12 07:55

バニャイア、チャンピオンナンバー“1”をつけて初走行。新型マシンの手ごたえは/2023年シーズンMotoGPテスト1日目

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


MotoGP | バニャイア、チャンピオンナンバー“1”をつけて初走行。新型マシンの手ごたえは/2023年シーズンMotoGPテスト1日目

 2023年シーズンのMotoGP公式テストが2月10日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで始まった。新たなシーズンの本格始動となったこの日、ドゥカティのピットには、ゼッケンナンバー“1”をつけたマシンが並んでいる。2022年シーズンのチャンピオン、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)のマシンである。前年にチャンピオンを獲得したライダーがゼッケン“1”をつけて走るのは、2011年チャンピオンであるケーシー・ストーナー以来、11年ぶりのことだ。

 チャンピオンナンバーをつけて初走行となったバニャイアは、初日5番手タイム。まずまずの走り出しとなった。初日を終えたあと、囲み取材でゼッケンナンバーについて尋ねられたバニャイアは、「気に入ってもらえるといいんだけど」と笑った。

「ナンバー1は久しぶりのことだから、僕としても、ナンバー1をつけて走る僕の映像や写真を見るのが楽しみなんだ」

 バニャイアはテスト初日、新しいエンジンとフェアリングに集中していた、と言う。この日の午後、ドゥカティのファクトリーライダーのふたりは、新しいフェアリングをつけた黒いマシンで走行を行っていた。

「行った作業にはとても満足しているよ。午前中は新しいバイクで走った。午後にはユーズドタイヤで、以前の2020年型バイクと新しいバイクに焦点を当てた。新しいバイクのレベルを理解するためにね」

「新しいバイクには素晴らしいものがあるけど、加速は少し、アグレッシブだ。以前のバイクはすごくスムーズ。だから、僕たちは何をすべきか、どう走らないといけないのかを理解することに集中していた。今日の僕のアプローチは、ただ理解することで、バイクの上で自分を変えることだった。とてもいい仕事をしたと思う。フェアリングについてもね」

「フェアリングも同じように、まったく違う。地面への影響がまったく違うから、走っているときに違うことをしなくちゃいけない。ただ、この時点ではネガティブよりもポジティブな部分が多い。だから1日目には満足しているんだ」

 走らせていた新しいマシンには、特にサイドカウルの下部の形状に変化が見られる。

「ブレーキングがよくなった。それがドゥカティにとってはいいことだ。ただ、長いコーナーではまだ理解が必要だ。たくさんのロング・コーナーがあるから、ここでのテストは役に立つ。(バイクには)すごいポテンシャルはあるとは思うけど、まだ、自分がバイクの上で動かないといけない。エンジンも含めて、今理解していることと、明日のために改善すべきことが混在している」

よく見ると“1”の中に、小さな“63”が配置されている
よく見ると“1”の中に、小さな“63”が配置されている
テスト初日を終えて囲み取材に応じるバニャイア
テスト初日を終えて囲み取材に応じるバニャイア
午後は新しいバイクと古いバイクを走らせたという
午後は新しいバイクと古いバイクを走らせたという
バスティアニーニのマシン。サイドカウル下部が段差になっている
バスティアニーニのマシン。サイドカウル下部が段差になっている
エアインテークの形状も2022年とは異なっている
エアインテークの形状も2022年とは異なっている


関連のニュース