全日本ロードレース選手権第3戦SUGO(5月20日、21日)公開テスト3日目も快晴に恵まれ、各ライダーは精力的に走り込み、マシンセットを進めていた。
JSB1000クラスは、最後のセッションのラストに水野涼(AstemoHondaDreamSIRacing)が1分26秒748をマークしトップタイムとなった。
水野は「3年振りにSUGOを走ったのですが、最初はなかなかタイムが出ませんでした。ただ、BSBを経験してから走ると、とても楽しいコースだと思いました。マシントラブルで午前中の2セッションを走れなかったことを考えれば、タイムも出ましたし、レースウイークに向けて手応えのあるテストになりました」とコメントした。
2番手には秋吉耕佑(MurayamaUnso.Honda.Dream.K.W)が1分26秒773と僅差で続き調子を上げてきている。3番手に岩田悟(Team ATJ)が1分27秒831、4番手に関口太郎(SANMEI Team TARO PLUSONE)が1分28秒647、5番手に杉山優輝(Sofukai Honda Suzuka Racing Team)が1分28秒713、6番手に谷本音虹郎(Team TATARA aprilia)が1分28秒790で続いている。
ST1000クラスは、1分28秒494を有料走行1本目にマークした國峰啄磨(TOHO Racing)がトップにつけた。
「いろいろ試したのですが、まとめきれなかったのが悔しいですね。アベレージはいいのですが、ライバルが1分27秒台に入っているので、そこを目指すためには、改善していかないといけないですね。SUGOは去年、勝つことができていますし、開幕戦に続いていい結果を残したいですね」と國峰。
2番手に高橋裕紀(JAPAN POST Honda Dream TP)が1分29秒192で続いた。「今回のテストは、なかなかいい方向にセットを進めることができませんでした。データを検証して、レースウイークでしっかりまとめて勝負できるようにしたいですね」と高橋。
3番手に綿貫舞空(TONE RT SYNCEDGE4413 BMW)が1分29秒664、4番手に和田留佳(Team TATARA aprilia)が1分30秒266で続いた。
J-GP3クラスは、尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)が本人も予想以上だったと言う1分34秒220を2本目でマークし連日のトップタイム。
尾野は「2日間、ドライコンディションで有意義なテストができました。1分34秒222まで出るとは思っていませんでしたが、この調子でレースウイークでコースレコードを更新できればいいですね。あとは、天気がいいことを祈っています」とコメントした。
2番手には、1本目でトップタイムをマークしていた木内尚汰(Team Plusone)が1分34秒615で続いた。
「ユーズドタイヤで1分34秒台に入っていたので、ニュータイヤを履いてもっとタイムが出るかと思ったのですが、まだまだ改善が必要ですね」と不満顔の木内。アベレージは、1分34秒台を刻んでおり、目標は1分34秒台前半だと語っていた。
3番手に1分34秒682の彌榮郡(MARUMAE with Club PARIS)、4番手に1分34秒776の大和颯(BREASTO B-TRIBE RACING)、5番手に1分34秒961の上江洲葵要(P.MU 7C GALESPEED)と続き、トップ5が1分34秒台を記録した。
全日本ロードレース選手権 SUGO公開テスト3日目のタイム結果は以下の通り。