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MotoGP ニュース

投稿日: 2023.06.05 23:34

水野涼、SBKデビュー戦は「トラック、バイク、タイヤなど学ぶことがたくさんあった」/第5戦エミリア・ロマーニャ

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MotoGP | 水野涼、SBKデビュー戦は「トラック、バイク、タイヤなど学ぶことがたくさんあった」/第5戦エミリア・ロマーニャ

 6月2~4日に開催されたスーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦エミリア・ロマーニャで、怪我を負っているエリック・グラナドの代役として水野涼がPETRONAS MIE Racing Honda Teamから参戦した。初のSBK参戦となったが、3レース中2度完走を果たしている。

 第4戦カタルーニャで負傷したグラナドの代役で急きょ招集された水野。ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)の経験者で、現在は全日本ロードレース選手権を戦っているが、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでは初の走行となった。

水野涼(PETRONAS MIE Racing Honda Team)/2023SBK第5戦エミリア・ロマーニャ
水野涼(PETRONAS MIE Racing Honda Team)/2023SBK第5戦エミリア・ロマーニャ

 もちろん、SBKでの走行も初で、ピレリタイヤとSBK仕様のホンダCBR1000RR-Rのパッケージに慣れるべくフリー走行を使った。FP1ではトップから105%タイムを超えることはできなかったが、FP2ではクリアして首位から3.688秒差のタイムを記録した。

「慣れ親しんだ全日本ロードとは全く違うので、学ぶことがたくさんあります。ここに来るのは初めてなので、トラックを学び、すべてに慣れることに一日を費やしました。これまでピレリタイヤを使用したことはありますが、SBKでは初めてです」と初日を振り返った水野。

「今朝は適切なラインとスピードを見つけるのに苦労しましたが、他のライダーをフォローすることでリズムを掴み、コース上の基準点を見つけるのに役立ち、徐々に進歩しました。もちろん、もっと走る時間が必要ですが、FP1とFP2にかけての進歩には満足していて、午後のセッションが終わる頃には楽しめるようになっていました。明日も引き続き良い方向に進んでいけたらと思います」

水野涼(PETRONAS MIE Racing Honda Team)/2023SBK第5戦エミリア・ロマーニャ
水野涼(PETRONAS MIE Racing Honda Team)/2023SBK第5戦エミリア・ロマーニャ

 翌日のFP3では、ベストの1分37秒235を記録。スーパーポールでは1分37秒246で最後尾の25番手となったが、レース1では完走を果たして21位でフィニッシュした。

「初めてのスーパーバイクレースは興味深い経験でした。もちろん、バイクを正しく理解するにはもっと時間が必要ですが、正直なところ、レース全体でもう少し良い成績を残せると思っていました。プラクティス中のタイムは徐々に向上していましたが、レースではラップタイムが目標からコンマ数秒遅れてしまいました。とにかく良い経験だったので、日曜日のレースに向けてどのような変更を加えるべきか検討します」

水野涼(PETRONAS MIE Racing Honda Team)/2023SBK第5戦エミリア・ロマーニャ
水野涼(PETRONAS MIE Racing Honda Team)/2023SBK第5戦エミリア・ロマーニャ

 日曜日はセッティングを変更して挑み、レースペースも良くなってスーパーポール・レースは赤旗で終了となったが、19位でゴール。レース2は転倒リタイアとなったが、初のSBKは「良い経験になった」とコメントした。

「今回のSBKでの経験は素晴らしいものでした。金曜日には、トラック、バイク、タイヤ、その他すべてにおいて学ぶべきことがたくさんありました。土曜日にはもう少し自信が持てるようになったと感じましたが、今日はセットアップにかなり大きな変更を加え、1周あたり約1秒短縮することができました」

「それは大きな進歩で、より快適に走れるようになったと感じたのですが、残念ながらレース2の序盤でフロントを失いクラッシュしてしまいました。この週末はハイレベルなチャンピオンシップなので必然的にチャレンジが必要でしたが、僕にとっては本当に良い経験になりました。このような機会を与えてくれたチーム全員に感謝しています」


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