スペインのヘレスサーキットで行なわれていたMoto2クラスとMoto3クラスのオフィシャルテストは3日間の日程を終えた。テストは3日間共、天候に恵まれ、最終日も好タイムが記録された。
Moto2クラスでトップに立ったのはアレックス・マルケス(カレックス)。マルケスはセッション1で1分41秒989を記録。唯一1分41秒台を記録したマルケスのこのタイムが3日間のベストとなり、3日間総合でもトップでテストを終了した。
総合2番手に1分42秒103でチームメイトのフランコ・モルビデリ(カレックス)が続いた。初日総合トップのミゲール・オリベイラ(KTM)が1分42秒333で総合3番手。
総合4番手に1分42秒336でドミニク・エガター(スーター)、総合5番手に1分42秒376でホルヘ・ナバーロ(カレックス)が続き、上位5名が2016年のスペインGPでサム・ロウズが記録したサーキットベストラップ(1分42秒408)を更新した。
総合6番手に1分42秒474でマッティア・パシーニ(カレックス)が続き、総合7番手に1分42秒496で中上 貴晶(カレックス)。中上はセッション1で10番手、セッション2で2番手、セッション3でトップタイムを記録。3日間総合で7番手でテストを終えた。
総合8番手に1分42秒499でファビオ・クアルタラーロ(カレックス)、総合9番手に1分42秒500でアクセル・ポンス(カレックス)、総合10番手に1分42秒523でトーマス・ルティ(カレックス)の順で続き、長島哲太(カレックス)は1分43秒135で総合20番手に。
長島は、セッション1で20番手、セッション2で27番手、セッション3で15番手。3日間総合では20番手でテストを終了した。
Moto3クラスでは、ニッコロ・ブレーガ(KTM)が1分46秒264で2日間連続総合トップとなった。ブレーガのタイムは2014年のスペインGPでジャック・ミラーが記録したサーキットベストラップ(1分46秒173)にはわずかに届かなかったものの、好調の内にテストを完了した。
総合2番手に1分46秒338でアロン・カネト(ホンダ)が続いた。初日総合トップのカネトは3日目のセッション2、セッション3ではトップタイムを記録。総合3番手に1分46秒473でヤコブ・コンフェイル(プジョー)が続いた。
総合4番手に1分46秒506でマルコス・ラミレス(KTM)、総合5番手に1分46秒519でガブリエル・ロドリゴ(KTM)、総合6番手に1分46秒553でフアンフラン・ゲバラ(KTM)、総合7番手に1分46秒610でホルヘ・マルティン(ホンダ)、総合8番手に1分46秒691でホアン・ミル(ホンダ)が続き、上位8名がサーキットレコード(1分46秒723)を更新。
総合9番手に1分46秒740でロマーノ・フェナティ(ホンダ)、総合10番手に1分46秒792でジョン・マクフィー(ホンダ)の順で続いた。
日本勢では、佐々木歩夢(ホンダ)が1分47秒157で総合18番手。佐々木はセッション1で20番手、セッション2で13番手、最終セッションで3番手につけた。3日間総合では19番手で初となるオフィシャルテストを完了。
鈴木竜生(ホンダ)はセッション1で23番手、セッション2で18番手、最終セッションは走行しなかったが、セッション1で記録した1分47秒509で総合23番手、3日間総合でも23番手となった。
鳥羽海渡(ホンダ)はセッション1で25 番手、セッション2では走行せず、セッション3で1分47秒552を記録して5番手。3日目総合で24番手、3日間総合で25番手で初オフィシャルテストを終えた。
Moto2、Moto3クラスは3月17日から3日間、開幕戦カタールの舞台となるロサイルでオフィシャルテストを行ない、翌週の開幕戦に備える。
以下はテストの順位結果。