日産自動車は8月25日、ニッサンGT-Rニスモの2017年モデルを全国一斉に発売すると発表した。また、7月11日発表の『Track edition engineered by nismo』もあわせて発売を開始する。
ニッサンGT-Rニスモは、スーパーGTをはじめ世界中でニッサンのモータースポーツ活動を担うニスモの数十年におよぶレーシングテクノロジーの蓄積をフィードバックし、レーシングカーゆずりの究極のハイパフォーマンスを実現するためにファクトリーチューンを施した、『ニスモロードカーシリーズ』のフラッグシップモデルだ。
GT-Rの17年モデルと同様、新形状のフロントバンパーが特徴で、ニスモ専用のカーボン製フロントバンパーは理想的な強度を実現。カナード形状のデザインにより大きなダウンフォースを発生させている。また、ニッサンブランドのデザインシグネチャーであるVモーションを採用し、ダーククローム仕上げを施した新デザインのグリルは、開口部の拡大によりエンジンの冷却性能を向上させながらも、バンパーサイドの形状を最適化することで、従来の空気抵抗及びダウンフォースの維持を可能にした。
エンジンフードは、剛性の向上により超高速域での変形を抑制し、卓越した空力性能を実現。これらの改良によりニッサンGT-Rニスモの2017年モデルはこれまでのニッサン車の中で最大のダウンフォースと、超高速域での優れた安定性を実現している。
またインテリアも大きな改良が加えられた。安定感を演出する水平方向の流れを採用しつつも、メーターからセンターコンソールまでドライバーを包み込むようにレイアウトすることでドライバーオリエンテッドな空間を演出。操作性にこだわったナビディスプレイは7インチから8インチに拡大され、大型のアイコンを採用することで、視認性が向上しているという。