ピレリ・スーパー耐久第3戦富士SUPER TEC 24時間レースは6月2日、午後15時00分に長い決勝レースの火ぶたが切られた。序盤からセーフティカーが導入されるトラブルも発生したが、ポールポジションからスタートした3号車ENDLESS GT-Rが総合トップで周回を重ねている。
日本で10年ぶり、富士では51年ぶりに復活した富士24時間レース。日差しはあるものの、厚い雲に覆われた富士スピードウェイで15時00分のスタートのときを迎えた。
グリッドは1グループ(ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1~3)と2グループ(ST-4、5)に分かれてスタート。1グループのポールポジションからスタートしたENDLESS GT-Rが危なげなくホールショットを決めレースをリードする。2グループは86号車TOM’S SPIRIT 86(松井孝允/坪井翔/中山雄一/蒲生尚弥組)がホールショットを決めた。
13周目に入ると59号車DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学/後藤比東至/井口卓人/石坂瑞基組)と82号車Phoenix Racing Asia R8(A.アウ/S.トン/A.ユーン/P.エリス組)が1コーナーで激しく接触。
この接触により、DAMD MOTUL ED WRX STIは運転席側のフロントドアが、82号車Phoenix Racing Asia R8は左フロントフェンダーを大きく損傷した。DAMD MOTUL ED WRX STIは自力でピットへ戻っていったが、82号車Phoenix Racing Asia R8は1コーナーの先でマシンを止めてしまう。これにより、17周終わりでセーフティカーが導入される。
セーフティカーは約7分後に解除され、レース再開に。なお、レースが1時間が経過しようというところでDAMD MOTUL ED WRX STIは、フロントドアを新品に取り換えてコースへと復帰していった。
以下、1時間経過時点での順位。