レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他 ニュース

投稿日: 2019.06.04 12:35
更新日: 2019.06.04 13:51

ポルシェジャパンジュニアドライバー、笹原右京の活躍に注目【ポルシェ カレラカップ ジャパン 2019 インサイドレポート2】

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


国内レース他 | ポルシェジャパンジュニアドライバー、笹原右京の活躍に注目【ポルシェ カレラカップ ジャパン 2019 インサイドレポート2】

 国内最高峰のワンメイクレースとして2001年にスタートしたポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は、2009年から将来性のある有望なレーシングドライバーの育成を目的としてPCCJスカラシッププログラムを開始。書類選考および面接を経て選ばれたドライバーたちが最終審査へと進み、実際にサーキットでPCCJレースカーの911 GT3 Cupをドライビングして選考が行われる。

 そして、PCCJ委員会およびPCCJドライビングアドバイザーの影山正美が、ラップタイム、ドライバーとしての資質や環境、英語力など総合的に鑑みて、その年のポルシェジャパンジュニアドライバーが決定する。

 このプログラムは、これまでに、現在SUPER GTやスーパーフォーミュラで活躍する平川亮や元嶋佑弥など、数多くのトップドライバーを輩出している。今年ポルシェジャパンジュニアドライバーとして選ばれたのが笹原右京だ。

 笹原は1996年4月24日生まれの23歳で、2003年にカートレースを開始し、国内外のシリーズで多くのタイトルを獲得。2012年には渡欧して現地のカートレースで活躍し、2013年からはフォーミュラルノーに参戦して2015年に同シリーズの2.0NECカテゴリーでランキング3位を得る。

 2016年からは日本国内に戦いの場を移し、鈴鹿サーキットレーシングスクールフォーミュラのスカラシップを得て、ホンダフォーミュラドリームプロジェクトのドライバーとしてFIA F4シリーズや全日本F3選手権で活躍してきた。その彼が、2019年の戦いの場として選んだのがPCCJなのである。

ポルシェワークスドライバーを目指して笹原はPCCJへ参戦
ポルシェワークスドライバーを目指して笹原はPCCJへ参戦

その笹原は、PCCJスカラシッププログラムに興味を持ったきっかけを次のように語る。

「レースを始めた頃はF1を目指していましたが、改めて自分が今何をしたいのかを考え直したとき、ヨーロッパのレースに再び挑戦してみたいと思ったのです。そのときに、ポルシェが世界各国で行っているカップカーのジュニアドライバーなどを対象にしたオーディションを開催しているのを知り、まずは日本のジュニアドライバーオーディションを受けて合格しました」

「これにより今年は、ポルシェジャパンジュニアドライバーとしてPCCJでチャンピオンを獲ることが、目標の第一段階です。でも僕は、これまでフォーミュラにしか乗ったことがなく、箱のクルマはポルシェが初めてで、しかもRRなので他のGTカーよりも乗りこなすのが大変で奥が深いと感じています」

「ポイントを掴むまでが難しいなと感じていたのですが、開幕レースで参戦3年目の上村(優太)選手の後ろを走り改めて経験の差を痛感しました。でも走る度に新しい発見があり、色々なことを学んで吸収することで自分の成長を感じています」

昨年のポルシェジャパンジュニアドライバーの上村優太(左)と笹原
昨年のポルシェジャパンジュニアドライバーの上村優太(左)と笹原


関連のニュース