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国内レース他 ニュース

投稿日: 2022.05.21 19:19
更新日: 2022.05.21 19:32

スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦オートポリスは荒れたレースを太田格之進が制し2勝目

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国内レース他 | スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦オートポリスは荒れたレースを太田格之進が制し2勝目

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦は5月21日、大分県日田市のオートポリスで14周の決勝レースが行われ、1周目からアクシデントが多発、ペナルティも多く出る荒れたレースのなか、ポールポジションからスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が優勝を飾った。2位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)、3位は野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)となった。

 昼に行われた第7戦から二輪JSB1000、スーパーフォーミュラの予選をはさみ、午後4時15分にスタートしたスーパーフォーミュラ・ライツ第8戦の決勝レース。晴れ間が広がるなか、前日の予選のセカンドベストでポールポジションを獲得した太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)、初の最前列となった菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)のふたりを先頭に、14周の決勝が行われた。

 晴天のなか迎えたスタートでは、太田がトップで1コーナーに入り、アウトから菅波が続くが、2コーナー立ち上がりで、3コーナーへの加速が優った菅波が、太田のリヤにヒットしてしまう。菅波はフロントウイングが破損してしまった。

 さらに、3〜4コーナーへの攻防で木村と平良響(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)が競り合うなか、木村と平良が接触し、平良がスピンしクラッシュ。さらに後方では、ダートに出た小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)がスピンを喫するなど、1周目は大荒れに。レースは平良車の処理のためセーフティカーランとなった。

 そんな展開のなか、3周目にリスタートを迎えるが、ここで一度修復のためピットに入った菅波が再度ピットイン。さらに、スタートで大きく順位を上げていた川合孝汰(Rn-sports 320)もエンジントラブルでピットに戻ってしまう。

 一方、太田は2番手につけた木村との差をジワジワと広げていき、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)、野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)、と続く。しかし終盤、まさかのペナルティが。木村、リタイアした平良、さらにマスタークラスの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)に反則スタートのペナルティが課された。これで木村はポジションを落としてしまい、さらにレース後、平良との接触でもペナルティが課されている。また、菅波も太田との接触でペナルティが出た。

 そんな混乱を後目にリードを広げた太田は、14周のレースでトップを守りきり、今季2勝目をマーク。ランキング首位を守った。2位は古谷で自己最高位を更新。3位は2戦連続の表彰台となる野中となった。

 混戦を勝ち抜いた平木玲次が4位、5位は平木湧也が入り、HELM MOTORSPORTS勢がダブル入賞。6位は1周目のスピンから追い上げた小高となった。マスタークラスはDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)が優勝した。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第8戦オートポリス
決勝結果

Pos. No. Driver Car Engine Laps Grid Qualify
1 2 太田格之進 HFDP WITH TODA RACING スピースA41 14 1 1’36.932
2 36 古谷悠河 Deloitte. HTP TOM’S 320 トムスTAZ31 14 5 1’37.534
3 35 野中誠太 PONOS Racing TOM’S 320 トムスTAZ31 14 7 1’37.626
4 63 平木玲次 HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020 14 8 1’38.103
5 62 平木湧也 HELM MOTORSPORTS 320 東名TB14F3 2020 14 9 1’38.922
6 37 小高一斗 Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 14 6 1’37.576
8 30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 スピースA41 14 11 1’39.654
7 1 木村偉織 HFDP WITH B-MAX RACING スピースA41 14 3 1’37.221
10 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX スピースA41 14 10 1’39.254
9 50 菅波冬悟 Byoubugaura B-MAX Racing 320 スピースA41 13 2 1’37.218
R 10 川合孝汰 Rn-sports 320 スピースA41 3 12 No Time
R 38 平良響 Kuo モビリティ中京 TOM’S 320 トムスTAZ31 0 4 1’37.448

天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1’38.918 8/14
ペナルティ:No.4は、FIA国際モータースポーツ規則 付則 L項 第4章 第5条違反(ピット出口ホワイトラインカット)により、競技結果(27’41.412)に対し5秒加算のペナルティを課した。
No.1は、2022全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第31条10.違反(反則スタート)により、競技結果(27’00.811)に対し30秒加算のペナルティを課した。
No.38は、2022全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第31条10.違反(反則スタート)により、競技結果に対し30秒加算のペナルティを課したが、リタイヤの為未消化。
No.4は、2022全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第31条10.違反(反則スタート)により、競技結果(27’41.412)に対し30秒加算のペナルティを課した。
No.50は、2022全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第15条1.1)違反(#2に接触)により、競技結果(27’22.386)に対し30秒加算のペナルティ及び、ペナルティポイント1点を課した。
No.1は、2022全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則 第15条1.1)違反(#38に接触)により、競技結果(27’00.811)に対し30秒加算のペナルティ及び、ペナルティポイント2点を課した。

スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦オートポリス スタート
スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦オートポリス スタート
太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)
太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)
スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦オートポリス 表彰台
スーパーフォーミュラ・ライツ第8戦オートポリス 表彰台
古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)
古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)
野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)
野中誠太(PONOS Racing TOM’S 320)
マスタークラスを制したDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)
マスタークラスを制したDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)


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