レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他 ニュース [PR]

投稿日: 2022.12.09 18:00

鈴鹿市庁舎に27台のレーシングシミュレーターが集結/SUZUKA eMotorsports Experience 2022

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


国内レース他 | 鈴鹿市庁舎に27台のレーシングシミュレーターが集結/SUZUKA eMotorsports Experience 2022

 12月17〜18日、鈴鹿市とNPO法人鈴鹿モータースポーツ友の会が主催するeモータースポーツの体験イベント『SUZUKA eMotorsports Experience 2022』が鈴鹿市庁舎1階市民ロビーで開催される。

 モータースポーツのまち・鈴鹿の市制施行80周年、そして鈴鹿サーキット開場60周年を記念し、全国各地からeモータースポーツに携わる事業者が集結。27台ものレーシングシミュレーターが登場する国内最大のeモータースポーツイベントとして開催されることになった。

 ここでは、『SUZUKA eMotorsports Experience 2022』に登場する27台のレーシングミュレーターと出展事業者を一挙に紹介する。

■ゼンカイレーシング

展示予定シミュレーター:
ZR-SF14-Formula(スーパーフォーミュラモノコック型) 1台
ZR-SX400-Formula/GT(4.1軸) 2台
ZR-SX100-GT/DRFT(固定リジッド型) 1台
ZR-UNIVERSAL100-GT(車椅子使用者用) 1台

URL:https://zenkairacing.com/

 スーパーFJやKYOJO CUPなどへ参戦し、リアルレースで得た知見やノウハウをもとに本格派のレーシングシミュレーターの開発を手掛けるゼンカイレーシングからは5台のシミュレーターが登場。

 国内最強の推力とレスポンスを持つ電動アクチュエーターを採用したモーションダンパーを有する4.1軸シミュレーター『ZR-SX400-Formula/GT』、高剛性フレームを採用したドリフト専用の『ZR-SX100-GT/DRFT』、そして車椅子使用者に向けて開発された『ZR-UNIVERSAL100-GT』と、最新機種が一堂に会する。

 さらに、全日本スーパーフォーミュラ選手権で2018年シーズンまで使用されたダラーラ・SF14の実車のモノコックをベースに開発された『ZR-SF14-Formula』も展示・試乗が可能だ。

ゼンカイレーシングの4.1軸モーションシミュレーター『ZR-SX400-Formula / GT』
ゼンカイレーシングの4.1軸モーションシミュレーター『ZR-SX400-Formula / GT』

■VERSUS

展示予定シミュレーター:
VSA-EX410 STD(4.1軸モーション型) 1台
VSA-EX300Proto type1 2台

URL:https://vs-versus.jp/

 兵庫県姫路市に店舗を構えるVERSUS(バーサス)からは、自社開発の4.1軸シミュレーター『VSA-EX410 STD』と、『VSA-EX300 Proto type1』2台の、計3台が登場する。

 低価格ながら高い品質を誇り、世界各地でシェアを伸ばし続けるインドのシムデバイスブランド『SIMFORGE』の日本正規代理店であるバーサスだけに、展示・試乗機種にアサインされた各デバイスにも注目したい。

VERSUSの4.1軸モーション型シミュレーター『VSA-EX410 STD』
VERSUSの4.1軸モーション型シミュレーター『VSA-EX410 STD』

■Pista

展示予定シミュレーター:
ACCESS製シミュレーター(Pistaカスタマイズ仕様) 1台
ZR-SX100-GT(固定リジッド型) 1台

URL:https://www.racing-sim-pista.com/

 石川県金沢市のレーシングシュミレーター専門店Pista(ピスタ)からは、店舗でも運用しているピスタのカスタマイズが施されたアクセス製シミュレーターと、ゼンカイレーシング製ZR-SX100-GTが登場。

 北陸初のレーシングシュミレーター専門店として2020年に開業して以降、レーシングシミュレーター愛好家だけではなくモータースポーツ好きのシム初心者やこどもも集うピスタ。そんなピスタのカスタム機種が鈴鹿で体験できる。

石川県金沢市のレーシングシュミレーター専門店Pista(ピスタ)
石川県金沢市のレーシングシュミレーター専門店Pista(ピスタ)

■KMR

展示予定シミュレーター:
KMRオリジナルモデル(固定リジッド型) 2台
URL:https://www.racingsim-kmr.com/

 愛知県半田市にあるレーシングシミュレーターショップKMRは、レーシングシミュレーターを通じたトレーニングや各種シムデバイスの販売などを手掛けるほか、脇阪寿一率いるASSO MOTOR SPORTS e-SPORTS TEAMの運営に携わっていることでも知られている。

 当日はKMRオリジナルの固定型リジッドシミュレーターを2台を持ち込む。2022年のTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに参戦したASSO MOTOR SPORTSの一員としてリアルレースにも携わったショップだけに、GR86/BRZ Cup参戦志向のある方には注目の存在だ。

愛知県半田市にあるレーシングシミュレーターショップKMR
愛知県半田市にあるレーシングシミュレーターショップKMR

■Verità Tecnologia

展示予定シミュレーター:
TIPO-GTR6(12軸モーション型) 1台
URL:https://www.veritatecnologia.com/

 2020年に誕生した日本のシミュレータービルダー『Verità Tecnologia』は、誕生以来独自のレーシングシミュレーター、ペダルやオーダーメイドステアリングなどを開発。レーシングカーの部品製造等でもおなじみのPEAKSとタッグを組み、静岡県御殿場市のPEAKS内にVerità Tecnologia御殿場をオープンするなど、活動の幅を広げつつあるシムビルダーだ。

 当日は同社の最新ハイエンドモデルのTIPO-GTR6が初お披露目される。こちらにはタイヤノイズを発生させる簡易デバイスも搭載予定とのことで、その登場が楽しみだ。

Verità Tecnologiaが開発を進める12軸モーション型レーシングシミュレーター『TIPO-GTR6』
Verità Tecnologiaが開発を進める12軸モーション型レーシングシミュレーター『TIPO-GTR6』

■DRiVe-X × KDDI

展示予定シミュレーター:
DRiVe-X(2軸モーション型) 1台
URL:https://drivex-sim.com/

 NASCAR ARCAシリーズに参戦する古賀琢麻率いるアイロックがKDDIと共同出展。『ブレインテック』を活用しeモータースポーツ選手の活躍の場を広げる取り組みを実施している2社のブースにはアイロックが手掛けるDRiVe-Xが登場する。

 2022年1月14日〜16日に開催された東京オートサロン2022でも大きな注目を集めたDRiVe-Xに触れるチャンスだ。

NASCARに参戦する古賀琢麻率いるアイロックが2022年より展開する『DRiVe-X』
NASCARに参戦する古賀琢麻率いるアイロックが2022年より展開する『DRiVe-X』

■TSK

展示予定シミュレーター:
TSK トランスキューブプロ 1台
URL:https://www.tsksim.com/

 富士スピードウェイホテルや、RED° TOKYO TOWERへの導入実績のほか、グランツーリスモSPORTのFIA世界大会へ向け競技用モデル『GTPOD(非売品)』を開発したことでも知られるTSKは、オリジナルのモーションシム『TSK トランスキューブプロ』の展示を予定している。

富士スピードウェイホテルに導入されているTSKのモーションシミュレーター『トランスキューブプロ』
富士スピードウェイホテルに導入されているTSKのモーションシミュレーター『トランスキューブプロ』

■三重トヨペット

展示予定シミュレーター:
TSK TE2 5台
URL:https://www.mietoyopet.co.jp/fantastic

『E to Real(電子から現実まで)』をコンセプトに、クラブチーム『MIE TOYOPET club Team』を結成するなど、eモータースポーツを通じたドライビングスキルの向上、そして自動車ファンを増やす取り組みを続ける三重トヨペットはTSK製の『TE2』を5台設置。プレイステーション5/4専用ソフト『グランツーリスモ・シリーズ』を使用したシミュレーター体験ブースを設置する。

三重トヨペットのeモータースポーツクラブチーム『MIE TOYOPET club Team』
三重トヨペットのeモータースポーツクラブチーム『MIE TOYOPET club Team』

■長谷川工業

展示予定シミュレーター:
DRAPOJI ver.2.0 4台
URL:https://www.hasegawa-kogyo.co.jp/drapoji/

 レーシングドライバー脇阪薫一の協力により誕生したレースゲーム用コックピット『DRAPOJI』を手掛ける長谷川工業は『DRAPOJI ver.2.0』を4台設置する。創業60年を越える長谷川工業のはしごと脚立の開発・製造ノウハウが存分に盛り込まれた『DRAPOJI』は、カスタマイズのしやすさや関連パーツの豊富さによりベテランからビギナーまで幅広いユーザーが導入するブランドだ。

長谷川工業のレースゲーム用コックピット『DRAPOJI ver.2.0』
長谷川工業のレースゲーム用コックピット『DRAPOJI ver.2.0』

■大林モータース

展示予定シミュレーター:
ZR-SX400-GT 1台
DRAPOJI OBM.ED 1台

URL:http://www.ohbayashi-motors.com/

 香川県丸亀市の自動車整備工場ながら、近年はYouTubeでの活動から全国のクルマ好きの注目を集める大林モータース。レーシングシミュレーターを導入するだけではなく、『DRAPOJI ver.2.0』をベースに独自のカスタマイズを施した『DRAPOJI OBM.ED』を開発。イベント期間中はゼンカイレーシング製ZR-SX400-GTとともに試乗体験も可能だ。

■ORB with 株式会社ワキダ

展示予定シミュレーター:
ORB Racing Simulator 1台
URL:https://www.orb.co.jp/racing/

 大阪府摂津市のORB(オーブ)はK&Gで知られる鈴鹿市のワキダと共同で出展する。電子機器の設計、開発、製造を行う1977年創業のORBは2021年よりフォーミュラEnjoyに参戦し、その経験とデータをフィードバックし、オリジナルのシミュレーター『ORB Racing Simulator System』を開発。2軸モーションシートが非常に自然な挙動を再現。

 音響機器の開発、製造、レーベルとして音楽コンテンツの制作販売も手掛けてきた同社だけに、音響システムにピュアオーディオグレードスピーカーを搭載するなど音質への強いこだわりも見せる。搬入、設置、設定まで含め、165万円という驚異的なコストパフォーマンスのシミュレーターシステムとなっている。

フォーミュラEnjoy参戦で得たデータをフィードバックして開発された『ORB Racing Simulator System』
フォーミュラEnjoy参戦で得たデータをフィードバックして開発された『ORB Racing Simulator System』

 このほかにも、さまざまなレーシングシミュレーターデバイスの展示、現役スーパーGTドライバーも参戦するeモータースポーツのプロシリーズ『SUZUKA E-SPORTS CHALLENGE RACE(SeCR)』の第4戦/第5戦の開催もあり、国内のeモータースポーツ関係者が一同に会するイベントになりそうだ。

 eモータースポーツの魅力を存分に体験できる『SUZUKA eMotorsports Experience 2022』。鈴鹿市の市制施行80周年、鈴鹿サーキット開場60周年というアニバーサリーイヤーの最後を飾る国内最大のeモータースポーツイベントだけに、これまでにない体験ができるに違いない。

■SUZUKA eMotorsports Experience 2022
出展事業者一覧

・ゼンカイレーシング
・長谷川工業(DRAPOJI)
・三重トヨペット
・DRiVe-X × KDDI
・KMR
・VERSUS
・Pista
・TSK
・VeritàTecnologia
・Assoluto Racing
・ORB with ワキダ
・大林モータース
・ケーブルネット鈴鹿
・AIR BUSTER(エアバスター/三友商事株式会社)
・電動キックボード Sunameri(フヂイエンヂニアリング)
・フォーミュラEnjoy展示(K&Gレーシング)
モータースポーツレトロステッカーチャリティ販売(鈴鹿モータースポーツ友の会)
SUZUKA E-SPORTS CHALLENGE RACE(レーシングヒーロー)

鈴鹿市制施行80周年・鈴鹿サーキット開場60周年を記念して、9月24日にイスのサンケイホール鈴鹿(市民会館)で行われた『世界のSUZUKA 鈴鹿のF1』のイベントの様子
鈴鹿市制施行80周年・鈴鹿サーキット開場60周年を記念して、9月24日にイスのサンケイホール鈴鹿(市民会館)で行われた『世界のSUZUKA 鈴鹿のF1』のイベントの様子


関連のニュース