フェラーリF1のパワーユニットチーフデザイナーを務めていたロレンツォ・サッシが、会長セルジオ・マルキオンネの直接の意向により離職したとイタリアのメディアが伝えた。
イタリアのIl Giornale紙の報道によれば、サッシの退任は今週初めの出来事とみられているが、この件についてフェラーリから公式の発表は現時点では行われていない。
今シーズンのフェラーリはパワーユニットの領域で大きな進歩を遂げていることから、この動きは驚きを持って受け止められている。
チームは、来週末のイギリスGPでパワーユニットの大型アップグレードを投入予定で、これによりSF70Hのパフォーマンスが一層押し上げられることになるとみられる。
オーストリアで木曜に行われた記者会見で、エンジン担当者の離脱について質問されたセバスチャン・ベッテルは、そのニュースは知らないと答えた。
「何のことを話しているのか分からないな」とベッテル。
「こういったことは上の人たちに聞いた方がいいと思うよ」