10月7日午後3時、日本GPの予選が行なわれた。依然として雲は多いものの青空も見える。気温は23度、路面温度は27度という今週末ここまでで最も暖かいコンディション。FP3とは違いメイン&バックストレートは向かい風になっている。
パワーユニットの交換でフェルナンド・アロンソは35グリッド、カルロス・サインツJr.は20グリッド、ジョリオン・パーマーは20グリッドの降格、そしてバルテリ・ボッタスとキミ・ライコネンはギヤボックスの交換で5グリッド降格がすでに決まっている。
前日の雨は朝までに上がり、路面はほぼドライになって行なわれたフリー走行3回目のセッションではクラッシュやコースオフが相次ぎ、赤旗の影響でメルセデスAMG勢がスーパーソフトのアタックができず、1分28秒549のコースレコードはまだ破られなかった。このレコード更新の期待が掛かる中での予選スタートとなった。
Q1の最初から多くのドライバーがスーパーソフトでコースインする中、ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルだけがソフトタイヤでアタックに向かう。FP3でクラッシュしたキミ・ライコネンのマシンはまだ整備作業が続いており、6分経過したところでようやくコースインを果たした。
同じくFP3でマシンにダメージを負ったバルテリ・ボッタスはスーパーソフトを履いてセクター1をベストで通過したが、デグナーの2つめでリヤが流れてコースオフ。グラベルを突っ切るがなんとかバリアへの接触は避けてアタックを継続し、ハミルトンに0.007秒差のタイムを記録してQ1通過は果たした。