ホンダF1が2019年に向け、レッドブル・レーシングと契約、パワーユニットの供給を行うことを発表した。ホンダは2018年からトロロッソとも提携しており、2015年のF1復帰以来初めて、2チームと組むことになる。
マクラーレンのパートナーとしてホンダはF1に復帰したものの、チームは3年にわたりパフォーマンスにおいても信頼性においても期待したレベルに届かず、2017年末でパートナーシップを解消することとなった。
代わって今年からホンダはトロロッソをワークスチームとする形でF1活動を継続。良好な提携関係の下、パワーユニットには大きな改善が見られた。
トロロッソの姉妹チームであるレッドブルは、2019年に向け、2007年以来のパートナーであるルノーとの契約を延長するか否かを検討するなかで、ホンダへのスイッチを視野に入れて同パワーユニットのパフォーマンスをチェックしてきた。カナダGPで両者のアップデートを比較した結果、ホンダを選んだものとみられる。
レッドブル・レーシングは2013年を最後にタイトルからは遠ざかっているものの、2014年はランキング2位、2015年4位、2016年2位、2017年3位と、常にトップチームとしてF1を戦ってきた。今年もここまでの7戦で2勝を挙げ、ランキング3位に位置している。ドライバーは、ダニエル・リカルドについては来季に向けて交渉中だが、若手随一のスター、マックス・フェルスタッペンの残留は決定している。
レッドブル・レーシングとホンダの今回の契約は、F1において大きな規則変更が行われる前年までの2019年から2年間となっている。