メルセデスF1トップのトト・ウォルフは、バルテリ・ボッタスはしばしば運の悪さに努力を台無しにされており、これまでの結果は彼の真のパフォーマンスを正確に反映してはいないと述べている。
4月のアゼルバイジャンGPでは、ボッタスは優勝間違いなしと思われたところでパンクに見舞われリタイアに追い込まれた。そして前戦フランスGP決勝では、ぎこちない動きをしたセバスチャン・ベッテルに接触され、優勝争いから外れることになった。
次戦のオーストリアGPでは、彼に運が向いてくることが望まれる。
「コンストラクターズとドライバーズ選手権の両方で首位にある状態で、我々はオーストリアへ向かう。だがレースで優勝するチャンスが欲しかったら、もう一度、細部のすべてを詰めなければならない」とウォルフはチームのプレビューで述べている。
「また特にバルテリのケースで言えば、最近のレースよりも良い結果を目指すためには幸運が必要だ。なぜなら、彼のパフォーマンスなら出せるはずの結果を出せていないからだ」
運には恵まれないものの、ボッタスはメルセデスとの契約を延長することになるようだ。良いニュースは、イギリスGP前に発表されると見られている。
ルイス・ハミルトンがフランスGPで圧倒的な強さを見せたなか、メルセデスは最有力優勝候補としてシュタイアーマルク州のレース会場に向かう。しかし、いつもながらウォルフは勝てて当たり前だとは考えていない。
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