ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、チームのドライバーであるロマン・グロージャンがグランプリの週末にアクシデントを起こす傾向があることに、不満を募らせている。
グロージャンはオーストリアGPで4位という素晴らしい成績を上げ、彼にとって2018年初となるポイントを獲得したことで、ようやく一連の不運から脱したかに見えた。
しかし、連戦となったイギリスGPではまた以前の調子に戻ってしまったようだ。初日のフリー走行1回目ではセッション中盤にスピンしタイヤバリアに激突、クラッシュしたマシンを修復するため午後のセッションに出走できなかった。
またイギリスGP決勝のオープニングラップではチームメイトのケビン・マグヌッセンに接触、37周目にはルノーのカルロス・サインツJr.と競い合うなかでクラッシュを喫し、今季4回目のリタイアとなってしまったのだ。
シュタイナーは、レース後にグロージャンが1周目の接触についてマグヌッセンに謝罪したと述べた。チームメイトの同士討ちが発生したものの、シュタイナーはマグヌッセンが9位でフィニッシュし、チームがポイントを獲得したことに安堵したという。
「このことを運が悪かったせいだと言うつもりはないが、少々不満に思っている」とシュタイナーはグロージャンの最近の逆境について語った。
「我々はロマン(・グロージャン)が調子を上げていくことに期待していたが、今ではまた落ち込んできてしまっている。そこからまた抜け出す必要があるだろう。我々はこの状況から脱していく。それはいつだって大変な作業だ」