投稿日: 2016.08.26 23:15
その道23年。プーマ・モータースポーツのマネージャーに聞く最新ギア事情(4)
Ryuji Hirano / AUTOSPORTweb
近年、モータースポーツ界において多くのドライバーやチームが愛用するギアブランドがある。それは、サッカーや陸上など他のスポーツでもおなじみのブランド、プーマだ。1990年代後半からモータースポーツに参入しメキメキとシェアを拡大。いまや日本を含め多くのチームが愛用しているが、そんなプーマ・モータースポーツのセールス部門の実質的なトップである、『レースウェア・シニアセールスマネージャー』を務めているブルーノ・ヴァリエンティが日本のモータースポーツマーケットのリサーチとスーパーGT第5戦富士を訪れるために来日したので、彼に話を聞くことができた。
最終回となる今回は、レーシングギアとは直接関係はないが、F1界でスポンサーを得るための“工夫”について聞いた。
■巨額スポンサーを得るためのロゴの工夫
前回、ブルーノの言葉にも出てきた“スポンサーロゴの露出”については、特に現代のF1では非常に工夫がされているという。ブルーノはこんなことを教えてくれた。
「スポンサーロゴに関して言うと、『フォトシューティングスーツ』という、ドライバーの撮影のときなどに着用するスーツがあって、これは普通のレーシングスーツと比べて、とくに腕の部分のスポンサーロゴが見えやすくなっているんだ。また、記者会見のときに着る上半身だけのジャケットもある」
![カナダGPで記者会見に臨むロズベルグ、ハミルトン、ベッテル](https://cdn-image.as-web.jp/2016/08/26231348/0244-300x200.jpg)
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