あらゆるモータースポーツカテゴリーのスタードライバーが集結する年に1度の祭典『レース・オブ・チャンピオンズ(RoC)』の2019年大会は、F1開催トラックでもあるメキシコのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで開催されることが決定。年明け1月19~20日にRoCはラテンアメリカに初上陸して開催されることが明らかになった。
毎回、RoCの大会組織委員会が設定する専用トラックのレイアウトは、首都メキシコシティに位置するこのグランプリサーキットで最大の特徴ともなっているスタジアムセクション“フォロ・ソル”に完全に組み込まれる予定で、元野球場のアルプススタンドを流用した観客席がそのまま使用される見込みとなっている。
「レース・オブ・チャンピオンズをメキシコシティで開催できることは、とても光栄だ」と語るのは、RoCの代表を務めるフレデリック・ジョンソン。
「コースの象徴でもあるフォロ・ソルは、モータースポーツを観戦するのに最適なアリーナだ。すでにF1ファンにも象徴的なスタンドとして認知されていることは、なんら驚くに値しないよ」
「メキシコはRoCにとっても完璧な場所であり、偉大な先人たちが数多くの歴史と伝説を紡いできた。最速のマシン、最強のドライバーたちが自らのスキルを見せ、メキシコの熱心なモータースポーツファンを沸かせ、記憶に残るイベントとなることを期待している」
週末2日間の日程で開催されるイベントは、19日(土)に各国代表2名のドライバーが“世界最速国家”を目指して戦う『RoCネイションズカップ』を開催。
翌20日(日)には、それぞれのドライバーが個人戦タイトルを懸け“世界最速ドライバー”の称号を目指すことになる。
今後もF1を筆頭に、WRC世界ラリー選手権、インディカー、NASCAR、WEC世界耐久選手権、WorldRX世界ラリークロス選手権など、世界中の人気カテゴリーから参加ドライバーが順次アナウンスされる予定となっているが、その最初の2名としてRoCの常連組とも言えるセバスチャン・ベッテル、デビッド・クルサードの名前が発表された。