2015年F1カナダGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは14位、ジェンソン・バトンはトラブルのため予選に出場できなかった。
■マクラーレン・ホンダ
ホンダF1プロジェクト総責任者 新井康久
今日のFP3と予選は非常に厳しかったです。FP2後のルーティンチェックで、エンジンに異常を発見しました。そのままではフェルナンドは明日のレースで完走できないと考え、エンジン交換を決めました。そのためにFP3で貴重な走行時間を失い、予選前にマシンのセットアップを確認することができませんでした。
それでもチームの素晴らしい努力とフェルナンドの見事なドライビングによってQ2進出を果たしました。予選セッションはうまくいきました。Q3に進めなかったのは残念です。
ジェンソンのマシンに関してはFP3の終盤にERSトラブルが発生し、パワーユニットを調べたところ残念ながらエンジンにダメージがあることが分かりました。レースに向けてエンジンを交換することになります。
明日は燃料、エネルギー回収、ブレーキングバランスの面で難しい一日になるでしょう。プラクティスと予選からできるだけたくさんのデータを集めてそれに備えます。