F1第17戦日本GPの金曜日は山本尚貴選手がトロロッソ・ホンダのマシンを初走行ということでメディアが殺到。やはり日本人がF1に乗るとあって注目度が高かったですね。今週末も柴田氏が現地の様子をお届けしていきます。
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鈴鹿に集結したF1の面々の関心は、いうまでもなく台風19号の動向でした。
木曜日の段階ではまだ青空の見える穏やかな天気でしたが、この時点ですでに土曜日の中止は覚悟してた感じでした。
パドックを歩いていると、山本尚貴選手にバッタリ。すごくリラックスしていて、翌日の走行が楽しみでしょうがないという雰囲気がびんびん伝わってきました。
一方、来週40歳の大台を迎えるというのに、日本では依然として超人気ドライバーであるキミ・ライコネンは、囲み取材の間さかんに頭や顔に手をやって、なんか落ち着かない様子でした。
ファンの人いわく、「キミがそうやってるのは、機嫌の悪い時」なんだそうで、ここ4戦ノーポイントが続いてる現状に不満が溜まってるのかもしれません。
しばらくしてトロロッソのガレージをのぞいて見たら、ちょうど山本選手がシートチェックをしようとしてるところでした。
エンジニアとも盛んにやり取りしてて、意思の疎通はまったく問題なさそうです。
この日は本誌の取材でアルボンとアポイントを取っていたのですが、レッドブルのホスピタリティに行くと前の取材が押しててしばらく待たされることに。
日本といえば寿司だろうということで、アルボンに手巻き寿司を作らせる取材でした。
必勝の鉢巻きまでして、F1ドライバーも大変です。
で、ようやく僕たちに順番が回ってきました。こちらの企画は、親友の福住仁嶺選手との対談です。
でもただおしゃべりしてもらうだけでは面白くないので、まずはふたりに鈴鹿のコース図を書いてもらい、そのあと福住くんから鈴鹿初体験のアルボンに、コース攻略のコツを伝授するというもの。なかなか傑作な対談でした。
朝からどんより天気でしたが、結果的に午後のフリー走行までドライ路面で走りきることができました。