11月13日現地時間16時30分、F1第19戦ブラジルGPのスプリント予選が行われた。
前日の予選でDRSの規定違反が見つかったルイス・ハミルトン(メルセデス)は予選失格となり最後尾グリッドからスプリント予選に出走することが許された。パルクフェルメ下で自車とハミルトン車に触れたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)には5万ユーロ(約650万円)の罰金が科されたが、ハミルトンに代わって先頭グリッドからスタートすることとなった。
陽射しはやや雲りで陰り、気温は16度、路面温度は35度と下がり、予報より低いコンディションに。
スタートタイヤは全車が自由選択で新品ミディアムタイヤが中心となったが、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)は中古のソフトタイヤ、エステバン・オコン(アルピーヌ)と角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)、アルファロメオ勢、ハース勢は新品ソフトで24周のレースに挑む。アストンマーティン勢は皮むきをしたミディアム、最後尾のハミルトンは新品ミディアムでのスタートを選んだ。
スタートで先頭のフェルスタッペンは加速が鈍く、ソフトタイヤのボッタスが好発進でインからターン1で首位に上がる。後方では同じくソフトタイヤのサインツがセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)をかわして3番手に上がり、さらにターン4でフェルスタッペンのインを突いて2番手に浮上。フェルスタッペンはターン4でランオフエリアに押し出され3番手に下がる。ハミルトンはターン1までに16番手まで浮上し、スタートでアルファロメオ勢に先行を許した角田はターン11でランス・ストロール(アストンマーティン)にインを突かれて15番手に後退。
2周目のターン1でアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)と接触したキミ・ライコネン(アルファロメオ)がスピンし、この混乱のなかで角田は13番手に上がるが3周目終わりのメインストレートでハミルトンに並ばれて抜かれ、ハミルトンは13番手まで上がる。