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投稿日: 2024.02.13 18:11

SCBの強豪フルタイム・スポーツがリンク&コー陣営とジョイント。トヨタのパラディーニは体制維持/TCR南米

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海外レース他 | SCBの強豪フルタイム・スポーツがリンク&コー陣営とジョイント。トヨタのパラディーニは体制維持/TCR南米

 ルーベンス・バリチェロやリカルド・ゾンタ、ネルソン・ピケJr.やトニー・カナーンら、世界的ビッグネームが多数参戦するSCBストックカー・ブラジル“プロ・シリーズ”にて、長年トップチームに君臨してきた強豪フルタイム・スポーツがPMOモータースポーツとの提携を発表。今季のTCRサウスアメリカ・シリーズと併催のブラジル・シリーズにおいて、4台のリンク&コー03 TCRを走らせるとアナウンスした。

 その南米大陸を代表するTCRリージョン選手権では2024年体制が続々と確定しており、TOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナ謹製のトヨタ・カローラGRS TCRを走らせるパラディーニ・レーシングは、ファン-アンヘル・ロッソとファビアン・シャナントゥオーニの2台体制を継続。18歳の新鋭イグナシオ・モンテネグロ(スクアドラ・マルティーノ/FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)が初タイトルを獲得したホンダ陣営は、ファン-マヌエル・カゼッラが引き続きFL5型ホンダ・シビック・タイプR TCRのステアリングを握る。

 元F1ドライバーの“跳ね馬乗り”をエースに、SCBで2度のタイトル獲得を果たしたバリチェロを擁するフルタイム・スポーツは、ブラジルを代表するストックカー・シリーズのみならず、世界中で瞬く間にツーリングカーの勢力図を塗り替えたTCR規定カテゴリーへの進出を決めた。

 そのチーム代表を務めるマウリシオ・フェレイラは「この動きは事業拡大戦略の一環だ」と語り、ファブリツィオ・ペッツィーニとともに2022年にTCRサウスアメリカの王座を獲得しているPMOモータースポーツとのジョイント体制を敷く。

「我々は世界的な規制と多くのブランドが関与するTCRコンセプトの可能性を認識してきた。この新しいプログラムは、南米大陸とこの地域におけるTCRレースの重要性とともに、さらに成長を遂げていくと確信している」

 一方で、そのライバル陣営として準ファクトリーチームとも言えるベルナルド・ラヴァー(トヨタ・チーム・アルゼンティーナ/トヨタ・カローラGRS TCR)らと同じくトヨタ製のモデルを投入するパラディーニ・レーシングは、所属する両ドライバーの残留を相次いで発表した。

「TCRサウスアメリカに今季も参加できることを確認できて本当にうれしいよ」とカローラの初年度で合計6回の表彰台を獲得し、ランキング4位を記録したロッソ。

「2023年を個人的に評価すると、前半はやや複雑だったけど後半に向けて良くなったと思う。その成果もあって、僕らは今季チャンピオンシップを争うという挑戦に前向きだ」

「昨年は新型モデルのデビューイヤーだったし、当初の目標は達成できなかったが、今季はクルマの開発に取り組み、学んだことを反映し、目標を達成できるようこの挑戦に立ち向かうつもりだ」

SCBストックカー・ブラジル”Pro Series”にて、長年トップチームに君臨してきた強豪Full Time SportsがPMO Motorsportとの提携を発表
トヨタ製のモデルを投入するPaladini Racingは、所属する両ドライバーの残留を相次いで発表した

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