元F1ドライバーのロバート・クビカが、イタリア北部のフランチャコルタ・サーキットでGP3マシンをドライブ。2011年に起こした事故後、初めてフォーミュラマシンを走らせた。
2008年のF1カナダGPを制しているクビカは2011年に参戦したイタリア国内ラリーでクラッシュした。
クビカはこの事故で右腕を負傷し、その後遺症からF1には復帰せず。以降は、WRC世界ラリー選手権などラリー競技に身を投じたほか、直近ではドバイ24時間など耐久レースに参戦してきた。
また、先日にはバイコレスからWEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦すると発表したものの、開幕直前の4月12日にチームを離脱。シリーズへの参戦を取りやめている。
そんなクビカは、GP3に参戦するトライデントとフランチャコルタに登場。70周以上を走り込んだ。
久しぶりのシングルシータードライブを「本当に最高だった」と表現したクビカは「慣れ親しんだ場所に戻ってきた感覚だ。素晴らしいフィーリングだった」とコメントしている。
「長いことフォーミュラマシンでサーキットを走っていなかったけど、すぐに以前の感覚を取り戻しはじめた。正直、驚いたよ」
「もちろん、やるべきことは山積みだ。身体的にも改善するべき箇所が多いと感じたよ。ただ、限界には達していないことは良いポイントだ」
「トリッキーなコンディションでの走行だった。フランチャコルタ・サーキットは難コースだし、GP3マシンはパワーステアリングもついてないからね。それでも、走るチャンスを手にできたことを嬉しく思っている」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています