レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.08.27 17:38
更新日: 2017.08.27 17:42

インディ第15戦:遺恨残るチームバトルを制しニューガーデンが王者へ前進。琢磨は不運のリタイア

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | インディ第15戦:遺恨残るチームバトルを制しニューガーデンが王者へ前進。琢磨は不運のリタイア

 ゲートウェイ・モータースポーツパークの1.25マイルのショートオーバルで開催されたインディカー・シリーズ第15戦。26日に行われた決勝レースでは、ランキングトップのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がチームメイトバトルを制し、今季4勝目を挙げた。予選6番手から挑んだ佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、スタート直後に他車のスピンに巻き込まれ、悔しいリタイアに終わった。

 2003年以来の開催となったイリノイ州マディソンのゲートウェイ・モータースポーツパークでのインディカーレース。予選ではチーム・ペンスキーがウィル・パワーを先頭にトップ4を独占した。5番手はエド・カーペンター・レーシングのエド・カーペンターで、シボレーはトップ5をスイープ。ホンダ勢トップは佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)の6番手だった。

 土曜日の夜9時前に248周のレースはスタート。フロントストレッチ前のグランドスタンドは満員だ。照明を浴びた21台のインディカーがグリーンフラッグを受ける前のラップ、予選17番手だったトニー・カナーン(チップ・ガナッシ)がターン2で単独スピンし、クラッシュ。

 フルコースコーションが出され、レースのラップ数もカウントが始まった。

 事故処理が終わって6周目にリスタート。ターン1から2にかけてニューガーデンがアウトからトップに躍り出る。ターン2出口で2番手に下がった直後のパワーがスピンしウォールにクラッシュ。その背後で琢磨とカーペンターが接触し、一瞬にしてトップグループから3台がリタイアした。

スタート直後にトップ集団で多重クラッシュ発生。パワー、カーペンター、佐藤琢磨がリタイアに

 18周目にレースが再開されるとニューガーデンがリードを続けた。しかし、100周を回ったところでのピットストップでニューガーデンはピット作業に僅かだったが時間がかかり、トップは予選3番手だったエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)に変わった。

カストロネベスと競るニューガーデン

 カストロネベスのリードは50周以上に渡って続いたが、次のピットストップでエンジンをストールさせて大幅にタイムロス。再びトップはニューガーデンのものとなった。これで今日の勝負は決まったと思われた。ニューガーデンは安定して速く、トップを走る彼をパスするのは難しいと見えていたからだ。

 しかし、最後のピットストップで今度はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がトップを奪う。ニューガーデンは今日二度目のピットストップでのポジションダウンを喫してしまう。

ニューガーデンを従えトップに立つパジェノー

 終盤になってトップに躍り出たパジェノー。彼のシーズン2勝目でますますタイトル争いは混沌とするのか……と思われたが、ニューガーデンは残り周回数が30周という終盤戦でパジェノーのインへと飛び込んだ。


関連のニュース