彼らはチームメイト同士だが、この時に2台は接触。パジェノーはあわやアクシデントとなるところをなんとかセーブ。しかし、トップはニューガーデンに奪われ、さらに2番手のポジションもポイントスタンディング2位につけているスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)の手に渡ってしまった。

 ニューガーデンはパジェノーの攻撃を退けるので精一杯だったディクソンとの差を広げ、悠々と今季4勝目のゴールへと飛び込み、ディクソンに対するポイントリードはレース前の18点から31点に広がった。ポイント3番手のカストロネベスはトップと42点差、同4番手のパジェノーは43点差。そして、ポイント5番手のパワーはトップとの差が42点から83点にまで広がってしまった。

 ニューガーデンはレース後、「最高のレースになった。カーナンバー2のクルーたち、そしてチーム・ペンスキーを誇りに思う。彼らはベストのレーシングマシンを僕らに用意してくれている。彼らの一員として戦えることは本当に楽しい」

「今日、僕らはまたしてもPPGがスポンサーのマシンで優勝を飾った。今シーズン、初めてそのカラーリングで走ったミド・オハイオで僕らは優勝した。今日の優勝でまた特別な力を手に入れることができたかもしれない」

「レース終盤のシモン(・パジェノー)とのバトルはエキサイティングだった。彼はスペースをくれた。だから突っ込んだ。ぶつかる気はなかったが、接触してしまった。彼がクラッシュせずに3位でフィニッシュしてくれてよかった。そして、僕は優勝でまたポイントを多く稼げた。攻撃的に戦い、優勝を目指すのみ。そういう態度こそがチャンピオンシップ獲得に繋がる」と話した。

 その一方でパジェノーは、「ジョセフに対する信頼を失った。尊敬もだ。彼は僕に敬意を払っていない。スコット・ディクソンが誰かチームメイトに今日の僕と同じような目に合わされたのを見たことがない」

「僕らはチームメイトのことを配慮しながら戦わねばならない。レースをフェアに戦うことのできる間柄になっていることが必要だ。特にオーバルでは。アクシデントが起こったら大変危険だからね」

「チームメイトでも当然レースをしていいんだ。しかし、オーバルではアクシデントが起こると危険であるということも十分に理解していなければならない。今日あそこで僕らふたりがクラッシュしていたら、ディクソンが優勝を手に入れていただろう。今、僕はニューガーデンと話をする気には慣れない。しかし、キッチリ話をしなければならない」とニューガーデンのドライビングを強く非難した。

2位フィニッシュを果たしたスコット・ディクソン

 ディクソンは粘り強い走りで2位フィニッシュ。

「今日は表彰台は難しいと思っていた。トップ10入りでもハッピーなはずだった。残る2レースは僕が得意なコースだし、なんとか5回目のタイトル獲得を達成したい」とディクソンは話した。

 チーム・ペンスキー、そしてシボレーが優位を保った中、トラブルを避け、ハイペースを保ってディクソンは4~5位でのフィニッシュを狙っていたが、上位陣がミスで自滅し、与えられた少ないチャンスを確実に掴んだディクソンが2位でのゴールを達成した。

 琢磨はポイントスタンディングが8番手に一歩後退。残り2戦でランキングを再び上位に戻すことを目指す。

「マシンが良かったはずなので、レースがあんなに早く、アクシデントで終わってしまって本当に残念」と琢磨は悔しがっていた。

「残る2レース、ワトキンス・グレンとソノマのロードコースで好成績を残し、ポイントスタンディングを上位に戻したい」と意気込みを語った。

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