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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.09.18 16:17
更新日: 2017.09.18 16:18

インディ最終戦詳報:パジェノーが勝利もポイント及ばず、ニューガーデンが新王者に

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海外レース他 | インディ最終戦詳報:パジェノーが勝利もポイント及ばず、ニューガーデンが新王者に

 ソノマで開催されたインディカー・シリーズ最終戦。17日に行われた決勝レースは、チャンピオンを争うシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が勝利するも、ポイントリーダーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が2位を獲得。ニューガーデンが2017年のシリーズチャンピオンに輝いた。

 最終戦を前にして、チーム・ペンスキーはプライベートテストをソノマ・レースウェイで行った。ワトキンス・グレンでのシリーズ第16戦を終えてすぐ、北米大陸を横断し、1日の走行を行ったのだった。

 昨年創立50年を迎えた名門チームは、今年も4人のドライバーをフルシーズンエントリー。その4人すべてが最終戦をシリーズチャンピオンになる可能性を残して迎えることになった。

最終戦スタート

 彼らはチームメイト同士でタイトル争いを行うことを予め想定し、最終戦に万全の体制で臨むべくテストを敢行した。ライバルたちを突き放し、チームメイト4人だけによるチャンピオン争いを行うために。

 そして、2017年の最終戦は、まさしく彼ら思惑通りのレース・ウイークエンドになった。プラクティスから完全にイニシアチブを握ったペンスキー軍団は、予選でトップ4を独占し、85ラップの長いレースでもライバル勢にトップを脅かされることはとうとうなかった。

 チームメイトバトルを制したのはパジェノーだった。昨年ソノマでポールポジションから優勝し、念願の初タイトルを獲得した彼は、今年も同じパターンでタイトルを連覇するつもりだった。

ポールポジションからレースをリードするニューガーデン

 しかし、PPは若いニューガーデンに奪われ、彼の予選順位はウィル・パワーにも負けての3番手。決勝レースではスタート直後にエリオ・カストロネベスに先行を許した。

 その状況からでもパジェノーが優勝したのは、彼が出場22台のうちで唯一4ストップ作戦を選び、1回多いピットストップでも勝つためのハイペースを保ち続けたからだった。

 ハードコンパウンドのブラックタイヤでスタートし、第2スティントからはレッドタイヤを連投。一気にライバル勢との間に差を築き上げ、そのアドバンテージを保ったまま1回多い4回目のピットストップを行なった。85周のレースが64周目を迎えた時点でのことだ。

ノーコーションでレースが進みパジェノーに有利な展開となる


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