レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.12.04 13:26
更新日: 2017.12.04 13:30

フォーミュラE:厳しい洗礼受けたロッテラー、最終ラップのクラッシュは「ピケJr.が突然ストップした」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | フォーミュラE:厳しい洗礼受けたロッテラー、最終ラップのクラッシュは「ピケJr.が突然ストップした」

 12月2日に香港で開幕した2017/18年シーズンのFIAフォーミュラE選手権。このレースで電動フォーミュラデビューを飾ったアンドレ・ロッテラー(テチーター)は3日、第1戦とのダブルヘッダーとして行われた第2戦香港ePrixを13位完走で終えた。

 スーパーGT、スーパーフォーミュラ、WEC世界耐久選手権など、これまでさまざまなモータースポーツカテゴリーに参戦し、その都度成功を収めてきたロッテラー。日本でもすっかりお馴染みとなっているドイツ人ドライバーが新たな挑戦の場に選んだフォーミュラEは、経験豊富なロッテラーをしても容易に攻略できるものではなかったようだ。

アンドレ・ロッテラーは今季からテチーターでフォーミュラEにフル参戦を開始した。
アンドレ・ロッテラーは今季からテチーターでフォーミュラEにフル参戦を開始した。

 デビュー戦となった第1戦を予選12番手、決勝は15位でチェッカーを受けるも、後に安全性の確保するスポーティングレギュレーション違反を理由とする失格裁定を受けるまさかの展開で終えたロッテラーとチームは、翌日の第2戦に向けてマシンバランスの調整などを行なっていくが、迎えた第2戦の公式予選は前日の結果を下回る17番手に沈んでしまう。

 しかし、スタートシグナルの故障によってセーフティカーランでのスタートとなった決勝では、レース序盤に直前の16番手からスタートした小林可夢偉(MS&ADアンドレッティ・フォーミュラE)をオーバーテイクするなど、持ち前のレース巧者ぶりを発揮してレース中盤までに14番手までポジションを上げていく。

 さらに、マシンを乗り換えるピットインではコース上でオーバーテイクを許した2015/16年シーズン王者のセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)を逆転。暫定11番手でコースに復帰した。

 その後、ポジションをふたつ落としたロッテラーは2014/15年チャンピオンのネルソン・ピケJr.(パナソニック・ジャガー・レーシング)に追われる状況でレース終盤を迎える。このバトルは結局ピケJr.に軍配が上がり、両者はわずか0.7秒差でチェッカーを受けたが、直後にピケJr.がコース上に停車。これを避けようとしたロッテラーは最終コーナーのアウト側でマシン側面をウォールにヒット、クラッシュさせてしまった。


関連のニュース