ドイツのADAC GTマスターズでチームズチャンピオンを獲得するなど、成功を収めた2017年シーズンを経て、キャラウェイ・コンペティションがいよいよ母国アメリカの人気シリーズ、PWCピレリ・ワールドチャレンジにワークス参戦することを発表した。
キャラウェイ・コンペティションUSAが設計・製造し、GT3ホモロゲーションを取得した『シボレー・コルベットC7 GT3-R』の2台体制で、2018年のPWCにフル参戦すると明かしたキャラウェイ・コンペティション創設者のリーブス・キャラウェイは、PWC参戦は「キャラウェイ・コンペティションにとって長年の夢であり、長期的な目標だった」と語った。
「現在このシリーズは世界各国からスポーツカーの精鋭が集まる“ロール・コール”になっている。ここで成功を収めるためには、世界最高峰の実力を備えている必要がある。それは同時に、アメリカを象徴する我々のマシンの実力を証明する最高の舞台だと言えるだろう」
また、PWCの代表兼最高経営責任者(CEO)を務めるグレッグ・ジルも「ファンはこの数年間、コルベットC7 GT3-RがPWCでいつ見られるのか、と首を長くして待っていた」と、アメリカを代表するスポーツカーの参戦を歓迎した。
「しかし、もう待つ時間は終わりだ。キャラウェイ・コルベットC7 GT3-Rが到着し、いよいよ我々のフィールドで走る姿をお見せできると発表でき、非常に光栄だ」
キャラウェイ・コンペティションUSAは、アメリカで初のシーズンとなるキャラウェイ・コルベットC7 GT3-Rのパフォーマンスを証明するため、2018年は2台体制のワークスチームとしてPWCに参戦。2019年以降は、キャラウェイとしてのワークス体制を採ることはせず、IMSAを含めた北米のスポーツカー・シーンでのカスタマー・レーシングに対するサポート役に徹する計画を立てている。