ブラジルの人気ツーリングカー、SCBストックカー・ブラジルの2018年シーズンに向け、同国出身で現フォーミュラE王者のルーカス・ディ・グラッシがフル参戦を表明。また2年ぶりの開催となる開幕戦インテルラゴス“レース・オブ・ダブルス”にも、続々と豪華ゲストの参戦がアナウンスされている。
2014年から3年間にわたって開催されたレース・オブ・ダブルスは、レギュラードライバーに加えゲストを起用する1台2ドライバー体制のラウンドで、2018年に2年ぶりの復活。そのイベントに過去3回にわたり参加経験を持つディ・グラッシは、初のシリーズフル参戦を表明した。
ディ・グラッシはRCMモータースポーツが運営するHEROモータースポーツに加入し、2017年にGP3にも参戦したブルーノ・バプティスタのチームメイトとしてシーズンを戦うことになる。
このRCMは2017年シーズンにアントニオ・フェリックス・ダ・コスタや、DMTドイツ・ツーリングカー選手権でBMWワークスドライバーを務めるブラジル人、アウグスト・ファーフスをスポット起用した実績も持ち、今季からフル参戦を果たすディ・グラッシの開幕戦ペアには、そのファーフスのゲスト起用をアナウンス。フォーミュラやスポーツカー、ツーリングカーでグローバルな実績を持つ強力なペアが誕生することとなった。
また、このSCBには元F1ドライバーやツーリングカー王者など錚々たる顔ぶれの実力派ドライバーが集っており、もうひとりの新規フル参戦組としてF1、WECに続き、フォーミュラEでは初代王者を獲得、NASCARやラリークロスなど多彩なカテゴリーでの経験を持つネルソン・ピケJr.が強豪フルタイム・スポーツのサテライト、フルタイム・バッサーニからエントリーする。
そのメインチームには、2012年からフル参戦を続け2014年にはシリーズチャンピオンも獲得したルーベンス・バリチェロが所属。バリチェロの開幕戦ゲストにはWEC世界耐久選手権やDTMでも活躍し、2018年のIMSAデイトナ24時間を制したフィリップ・アルバカーキを招聘。こちらも世界的な実績を持つペアとなった。