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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.06.25 18:10
更新日: 2018.06.25 18:11

BTCC:第5戦クロフト、苦戦続いたスバルがポールからの2連勝で反撃の狼煙。「少し光が見えた」

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海外レース他 | BTCC:第5戦クロフト、苦戦続いたスバルがポールからの2連勝で反撃の狼煙。「少し光が見えた」

 BTCCイギリス・ツーリングカー選手権は6月22~24日、2018年シーズンの中盤戦となる第5戦クロフト・ラウンドが行われ、ここまで苦戦が続いていた王者アシュリー・サットンのスバル・レヴォーグGTが予選ポールポジションを獲得。その勢いのままフロントロウに並んだチームメイト、ジェイソン・プラトとのワン・ツーでレース1のポール・トゥ・ウインを達成すると、レース2でも続けて勝利しスバルが反撃の2連勝を飾った。

 今季、NGTC規定のもとで水平対向4気筒ボクサーターボのエンジンチューナーを変更したチームBMRは、前半戦はその熟成に手間取り、結果が付いてこない苦しい戦いを強いられてきたが、このクロフトでの週末でその状況が一変。  

 王者サットンのドライブするFRのスバル・レヴォーグGTは、プラクティス2で今季初のセッショントップタイムを記録すると、そのまま予選も制圧。サットンは約12カ月ぶりのポールポジションを獲得すると同時に、「オールトンパークからエンジンの状況が改善された。これで我々もようやく『Game On』だ」と語る“悪童”プラトとともに、スバル勢がフロントロウを独占してレース1スタートを迎えた。

 そのスタートでは、スバル・レヴォーグGTがFRのトラクションを活かして1コーナーを制するも、後方でロブ・オースティン(ハンディ・モータースポーツ/アルファロメオ・ジュリエッタ)がコースオフを喫しグラベルにスタック。この車両回収のため早速のセーフティカー(SC)導入が宣告された。

 ハードコンパウンドでのスタートとなったサットンは、SC明けリスタートまで入念にタイヤの熱入れを進めると、再開後も3番グリッドから2番手プラトをかわして浮上してきたアンドリュー・ジョーダン(ウェスト・サリー・レーシング/BMW125i Mスポーツ)を従えて首位キープに成功。その後も安定したラップで、後続を引き離しにかかる。

 ソフトタイヤをチョイスしていた3番手プラトのレヴォーグGTも、BMWとのFR対決でラップタイムに勝る速さをみせ、11周目には前を行く2013年王者を攻略すると、そのままハードタイヤのチームメイトを猛追。

 17周目のファイナルラップにはチャンピオンに対しテール・トゥ・ノーズにまで迫り、スバル・レヴォーグGT同士のドッグファイトに発展するも、オーバーテイクするまでには至らず。0.863秒差でフィニッシュとなり、サットンが王座防衛へ反撃ののろしを上げる今季初勝利のポール・トゥ・ウイン。2位プラトとともにスバル・レヴォーグGTのワン・ツー・フィニッシュとなった。

 一方、プラトに先行されたWSRのジョーダンは、14周目のクレルヴァー・コーナーでコースオフし10番手にまでドロップ。代わってスピードワークス・モータースポーツのトム・イングラム(トヨタ・アヴェンシス)が最後の表彰台を獲得している。

久々、12ヶ月ぶりのポールポジションを獲得したアシュリー・サットン(右)とジェイソン・プラトが予選フロントロウを独占
ポールシッターの王者アシュリー・サットンが危なげなくポール・トゥ・ウイン
「正直に言えば、シーズンのもっと早い段階でこうしたかった」と本音ももらした勝者サットン
予選でも4番手となったサム・トルドフは、これで9レース中6度の4位を記録した


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