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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.07.25 17:24

イタリアのテクノドン・スポーツ、新型『フィアット・ティーポTCR』をラウンチ

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海外レース他 | イタリアのテクノドン・スポーツ、新型『フィアット・ティーポTCR』をラウンチ

 イタリアを拠点にレーシングチームとして活動するテクノドン・スポーツは、TCRイタリア・シリーズへの投入に向けて完全自社設計となるブランニューマシン『フィアット・ティーポTCR』を開発。本国でのラウンチに合わせてフォトデビューを果たした。

 フィアットの量販Bセグメントモデルをベースとしたこの新型TCR車両は、この1年にわたって開発作業が続けられ、2018年のオフシーズンにはアドリア・レースウェイで精力的なテストを行っていることが確認されていた。

 このティーポTCRは、そのほかのTCR規定車両と同様に多くの指定コンポーネントを採用し、ギヤボックスにはホンダ・シビック・タイプR TCRやフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRなどと同じサデフ製のシーケンシャル・ギヤボックスを搭載している。

 また心臓部には、同じくイタリアン・ブランドとして活躍するアルファロメオ・ジュリエッタTCRを製作したロメオ・フェラーリ製の1.75リッター4気筒直噴ターボを載せている。

 TCRのテクニカル部門は、この新型TCR車両の公認取得に向け型式登録と認定の作業を続けており、今季に関してはTCRイタリア参戦に向けた暫定ホモロゲーションを取得してのエントリーになる見込みだ。

 ここまでTCRイタリアで同チームに所属し、オペル・アストラTCRなどをドライブしてきたレースドライバー兼開発テスターのケビン・ジャコンは「このマシンが完成したことをとても誇りに思う」と喜びを語った。

「このフィアット・ティーポTCRはとてもうまく設計、デザインがなされていて、多くのポテンシャルを秘めたマシンに仕上がっていると思う。我々は現時点で異なる種類のタイヤセットでテストを進めていて、その成果を反映してイタリア以外のTCRシリーズでも活躍できるよう、この車両を販売する上での着地点を見い出そうとしているんだ」

「我々はすでにこのマシン以外に2台の新車製造を始めていて、これはトルコと南米からの要請を受けてのものだ」

 テクノドン・スポーツの代表を務めるドミツィアーノ・ジャコンは、2019年シーズンでの本格販売に向け「我々は今後もアドリアをベースに開発を進め、興味のあるチームやカスタマーを招待し、実際にマシンに触れ、テストをしてもらう予定だ」と今後の展望を語っている。

ハッチバック、ワゴンも展開する『フィアット・ティーポ』のセダンボディを選択
2018年初頭からイタリアのアドリア・レースウェイで精力的に開発テストが続けられてきた


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